Collar×Malice(カラーマリス)の岡崎契(CV.梶裕貴)ルートを攻略しましたのでその感想です。
めっっっっちゃ面倒くさいヤツでした!!笑
でもその分、主人公・市香ちゃんとの駆け引きや甘々が楽しめたルートでした。
※ここからは岡崎契ルートのネタバレ感想なので未攻略の方はご注意くださいませ。↓
Collar×Malice(カラーマリス)岡崎契ルートの攻略感想
榎本・笹塚ときて、今回の岡崎は3人目の攻略だったわけですが、個人的にやっぱり笹塚は超えられませんでした(完全に笹塚の犬なので)。
岡崎はタイプではなかったんですけど(というかあんなヤツ手に負えない)、ルートはすごく楽しめました!岡崎のキャラが思いのほか濃くて!
岡崎契ルートのここが良い!!
- 面倒くさい男なのになぜか魅力的
- 柔らかい雰囲気と裏腹にかなり重いヤツ
- 主人公と岡崎の頑固対決が面白い
- 肉食・天然タラシ・押しが強い
- とにかくSP岡崎に守られるルート(望む望まないにかかわらず)
- ルンバが家出
岡崎は警察の人間でSP。柳たちの護衛という名目で実は監視をしています。警察ということで市香の首輪のことはバラせないし、最初はアドニスを追うという市香の目的を隠したまま仲良くなるんですよね。
岡崎は、ほわほわおっとりな雰囲気で優しいしかなりフレンドリー。最初から市香のことを家まで送って行ったり、男の人にからまれているのを助けてくれたり、手を繋いで歩いたり。
そんな柔らかさに完全にダマされましたよ。
いや、こういう優しそうなキャラは何か裏があるはずだ、とは思ってたんです。だけど予想をはるかに超えてきました。
重い!めんどくさい!手に負えねえ!!
と、現実だったら絶対関わりたくないですが、乙女ゲームなので大丈夫。いい感じに魅力的なキャラになってるんです。
中盤で白石さんが岡崎の事を「彼、性格悪いじゃない?」と冷静に言っていたのには笑ったし納得でした。・・・だよね?というか、性格悪いというより「厄介」という言葉が合う気がします。あれも一種のヤンデレなのかしら。
具体的に言うと、まず「死にたがり」なんですよ。
序盤からSPの仕事に忠実なのは分かってましたが、その限度を超えているというか。何かを守ることに固執していて、「命を懸ける」とか「命にかえても」みたいな発言をたびたびするんです。
その辺りから、ん?と違和感は覚えましたが、とりあえず進めてみることに。
途中で首輪のことがバレてしまって、市香がアドニスと関わりがあると知ってしまった岡崎は、市香に迷いなく銃を向けます。ここで躊躇なく銃向けちゃう辺りもちょっと片鱗あるんですが。
でも、そこで市香が「逃げない」という選択をし、「自分の存在が悪い方向に行くならその時は撃ってください(うろ覚え)」と言い切ったことによって、岡崎が目覚めてしまうんですよ。
市香が岡崎の「理想の人」だと。市香を守りたいと。
そこで恋愛フラグかと思いきや違うんですね。岡崎は市香を守りたいのではなくて、特別な何かを守って死にたいだけなんです。
過去に、同僚が自分をかばって死んだことによって岡崎はゆがんでしまいます。同僚に対する罪悪感などではなく、「価値のない死」が怖くなった、だから特別なものを守って死にたい、それを存在証明にしたいとのこと。
うわあ・・・重おおい。
市香はその「名誉の死」に利用されているだけだったのです。最初は、岡崎が守ると言ってくれて寄り添ってくれることを嬉しいと思っていた市香でしたが、だんだんその違和感に気付くんですよね。市香は岡崎の事を好きになっていってるのに、事実に気付いちゃったらかなりショックだろうなあと思います。
岡崎は「市香を守って死にたい」
市香は「守らなくていいから生きて欲しい」
この噛み合わない押し問答がしばらく続くわけです。でもそこからが本当に面白い!
市香は本気で岡崎に怒り出します。それでもあきらめない岡崎。(しつこい笑)
市香じゃなくて他の人探すか、みたいなこと言ってた時は「おいコラ」と思いましたが、やっぱり市香じゃないとダメなんですよね。
なぜ、こんなに市香に固執するのか、市香じゃないとダメなのか。それを考えた時に出た答え。
「俺、君のことが好きなんだ」
今気付いたの?しかも柳たちみんなの前で公開告白。
だけどさすがに市香は耐性できてて、全く告白を真に受けてないのが面白かったです。「本当に私の事を好きだと仮定して」って、仮定しちゃった、と思って。笑
いやでも、ちゃんと市香のことは好きなのね、と思ってホッとしました。
好きならいいじゃん、2人で幸せに生きていけよ!って思うんですが、そこをこじらせるのが岡崎クオリティ。
市香と守り死に厨の岡崎の意見は衝突し、どちらも折れることなく・・・岡崎の家でクリスマスします。(あれ?)
本当、吉成くんのズレた気の利かせ方好き。クリスマスセット買ってきてくれるの好き。吉成くんいなかったらこのルート実は成立してないし岡崎の魅力も半減する気がします。私は吉成君にMVPを与えたい!
とりあえず吉成愛は置いといて、クリスマスで市香と岡崎はやっと和解します。その時の市香、本当大好き。
市香は、生きてたら楽しいことがある、生きてないとできないことがあると言い、ケーキを岡崎の口に押し込みます。
それでもグダグダ言う岡崎に、
市香ビンタした。
物理的に分からせにきた市香に笑いだす岡崎。私も笑いましたわ。
でもそこで初めて市香と一緒に生きたいって感じてくれるんですよね。
ビンタくらいしていいんです!言葉でいくらいってもこういうタイプには効かないから。
岡崎の厄介なところは、空気を読めないんじゃなくて読まないところなんですよ。我が強いから。とぼけたフリして本当は分かってんですアイツは!それでも自分のしたいことを通してるから空気読まないだけなんですわきっと。
最初、岡崎は柳たちに厄介者扱いされてて、それでも事務所に突撃してくる空気読めない奴という感じなんですが、うっとうしがられてたことを自覚してたことが途中で発覚するんです。そんな奴なんです。
あと肉食で押しが強い。岡崎と市香は完全にいたしてますね。直接的な描写はもちろんありませんが。
「特別」とか「可愛い」とか「他の人にさせちゃだめだよ」とか甘い言葉をよく言われますし、天然タラシです。でも市香のこと好きになってからはその言葉の重みというか真実感が増してるなーという感じがしました。
岡崎は意外と距離を縮めるのに手間取りました。
笹塚の場合は最初の距離が遠くて、でもきっかけをつかめば一気に距離を詰めて仲良くなれた印象でしたが、岡崎の場合は真逆。最初の距離こそ近いものの、そこからがなかなか縮まらないというか。考え方のすれ違い?
最後は一緒に生きたいって思ってくれるんですけどね。
トゥルーエンドは、アドニスのアジトで市香が死にかけたところでエンディングが流れます。そこで市香が「好きでした」とか告白しだすから、一瞬バッドかと思いましたわ。
だけどエンディング後、ちゃんと生きていた市香。岡崎は激おこです。
感情的な岡崎を見ていると、普段、彼がどれだけ表面的な部分が多いかってことが分かる気がします。本当はなかなか人間臭い人ですよ。
「守ってくれてありがとう」
岡崎のその言葉が聞けて良かったなと思いました。
「次に同じことがあったらオレは絶対死んじゃうからね」
・・・これは冗談じゃなく本気だなと思いました。
「ずっとどこかに閉じ込めたい」「24時間監視する」「一緒に暮らそうか」
そんな岡崎のお願いをことごとく却下する市香に、
「全然お願い叶えてくれないじゃない」と言うすねるような声には不覚にも可愛いと思ってしまいました。お願いの内容怖いのに。笑
岡崎を受け入れられるの市香くらいしかいないと思います。
事件の方に触れると、敵の三条はけっこう好きでした。やんちゃそうな見た目して冷静な人ですよね。だからこそアドニスにいるのが少し不思議なような。
でも全て俯瞰して自分の行いが悪だと分かっていて、それでも許せない、手を下したいと言うならもう三条は止められないんだと思いました。ある意味、岡崎と同類のような気もします。
あとは、バッドエンドもけっこう好きでした。
市香が死んじゃうのは悲しいんですけど、岡崎はちゃんと市香の遺志を汲んで、自分の死にたい気持ちを抑えようとするんです。ちゃんと市香の気持ち伝わってたんだなって。結局アドニスのボスにやられちゃいますけどもね。
ルンバの家出エピソードも好きでした。SPの能力以外ポンコツやんこの人。
さいごに
次は4人目の白石景之を攻略します!攻略制限あるし、白石ルートでは真相が見えてくるのでしょうか。白石も岡崎と違う方向で厄介そうな予感がします。
では、ここまで読んでくださりありがとうございました!
コメント