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2022年9月に読んだ漫画感想【微ネタバレ】

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2022年9月に読んだ漫画感想

こんにちは、ににゃです!

2022年9月に読んだ漫画で面白かったものを、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

途中の巻までしか読んでいないものもあるので、ざっくりとした感想になります。

※微ネタバレなので未読の方はご注意

ににゃ

今月は、もんでんあきこさんの作品がヒットでした!

2022年9月に読んだ漫画感想【微ネタバレ】

『友達として大好き』全3巻

友達として大好き

ゆうち巳くみ 講談社

ににゃの感想

女子高生ギャル・沙愛子と、生徒会長の結糸が出会うお話。沙愛子はすっごくいい子なんだけど、貞操観念がズレていて学校で浮きまくっているので友達がいません。そんな沙愛子が、友達になるためのルールを結糸に与えてもらい、少しずつ人との距離感を学んでいくのです。

誰も教えてくれない友達の作り方を、一から丁寧に教えてくれるような作品だなと思いました。そういうノウハウ本ではないんですが!読んだ後そんな温かい気持ちになりました。沙愛子の成長ぶりと世話を焼いてくれる結糸の優しさが良いです。あと沙愛子のユルイ表情が可愛いです。

『氷の城壁』【タテヨミ】全117巻

氷の城壁

ににゃの感想

人気なのが納得の作品でした。タテヨミに少し抵抗があったのですが、面白くてどんどん読んでしまいました!

人付き合いが苦手で、すぐに壁を作ってしまう小雪は、高校でいわゆる陽キャの男子・ミナトと出会います。正反対なタイプのミナトに最初は苦手意識を持つ小雪ですが、その出会いによって小雪自身や周りの人間関係が変わっていくのです。

小雪と幼なじみの美姫、美姫の友達のミナト、陽太の4人の友達関係の話が主なのですが、この4人の関係と心情が、もっっすごく丁寧に描かれていてすごく面白かったです。自分と全く違うタイプで苦手な人だって、色々悩みを抱えていたり、その人なりの想いがあるのですよね。というのを改めて思い出させてくれる作品でした。

全体的に暗い話ではなくて、可愛くて笑える部分がありますし、高校生たちがワチャワチャしてるのが楽しいです。個人的に良かったのは、主要キャラ4人の中で関係がこじれなかったことです。

『売られた辺境伯令嬢は隣国の汪大使に溺愛される』単話版25巻以下続刊

売られた辺境伯令嬢は隣国の汪大使に溺愛される

ににゃの感想

男前な女主人公大好き!令嬢だけど戦術や剣術に長けているアンナは、人質として隣国のアルビオン王国に向かうことになります。なんやかんやあって、アルビオンの王子・ケネスの婚約者になるのですが、簡単には甘い展開になりません。

アンナは、父親の仇であるケネスの暗殺を狙っているし、ケネスもアンナを婚約者にした理由が不明で腹が読めないし…婚約者というより敵ですね。だけど、読み進めるうちに、敵から戦友のような関係に変わってきているので続きが楽しみです。不遇な目にあっても、男前で血の気の多い主人公なので、暗い感じにならず見ていて気持ちがいいです。

『クズとケモ耳』9巻以下続刊

クズとケモ耳

クズとケモ耳

杉しっぽ 小学館

ににゃの感想

2次元のクズはいいですね。2次元限定ですが。

貴族の九晟(くじょう)は、原因不明で動物の耳を持って生まれてくる通称「ミミ付き」のメルをメイドとして飼いはじめます。ドS俺様クズである九晟は、人権の無い「ミミ付き」であるメルを蔑み、こき使う日々。

ドS俺様クズの貴族が、社会最底辺である女の子に恋してしまう、とても分かりやすくて好きな身分差ラブストーリーでした。タイトルにクズって入っていますが、本当に主人公の九晟がクズ(笑)。本当は大好きなメルにも中々素直になれなくて、いびり倒しますし、ひどい扱いもしまくります。それでも憎めないキャラに仕上げているのがすごいですね。あと絵柄もキレイで特に女の子が可愛いです。

あと大人シーン満載なのですが、少女漫画ってどこまでOKなのですか?よく分からなくなっています(笑)。

『女衒夜話』全1巻

女衒夜話

女衒夜話

もんでんあきこ 集英社

ににゃの感想

終戦直後の東京が舞台。厳しい時代の中、女を売り飛ばすことで生計を立てているキリオと、場末のバーを営む殺し屋の裕也の2人が主人公です。全5話で、各話それぞれ違う女性に焦点があてられて話が展開していきます。

戦後で生きづらい世の中、懸命に生きる女性たちの美しさ、たくましさが描かれています。しかし、女性に焦点を当てながらも、主人公2人の生き様をしっかり描いていて、ラストに活きてくるんです。切ない展開ではありますが、ラストもキレイすぎて受け入れざるを得ない…。

作者のもんでんあきこさん好きなのですが、ベテランの安定感がありますよね。コレちゃんと収束するのかな?とか、あのエピソードどうなった?とか、読みながらハラハラする必要が全くないですもん!(私が勝手にハラハラしてるだけですが)

あと官能シーンもけっこうあります。

『ナギと嵐』全3巻

ナギと嵐

ナギと嵐

もんでんあきこ 集英社

ににゃの感想

悪霊を埋め込まれて生まれた少女・ナギ、裏社会で生きる郷田弘樹の体に乗り移った天使、郷田弘樹の舎弟だった哲司。3人が出会い、ナギの悪霊を鎮めるために奔走する物語です。

やっぱ男は外見じゃなくてメンタル!というのを改めて認識できる作品です(笑)。哲司という男の心がキレイすぎるんですよ…。

天使や悪霊といったファンタジーな内容ですが、3巻でキレイにまとまっていて読みやすく、物足りない感もなくてちょうど良いです!作者様の作品の中では、こちらは官能描写抑えめかと。

さいごに

抵抗があったタテヨミも、読んで見るととても面白かったです。漫画表現にも色々な形があるので、他の作品も是非読んで見たいと思います。

ではお付き合いくださりありがとうございました!

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