「BUSTAFELLOWS SEASON2」最初の攻略は、クロちゃんことスケアクロウです!
クロちゃんとテウタのカップルは、同級生の友達同士みたいな恋愛でとっても可愛かったんですよね。だから2もとっても楽しみだったんですけど、期待を裏切らない楽しさでした!
※ここからはスケアクロウルートのネタバレ感想なので未攻略の方はご注意くださいませ。↓
「BUSTAFELLOWS2」では、さらにキャラクターが掘り下げられていて、クロちゃんの彼氏としての良いところも悪いところも鮮明に描かれていた印象です。
クロちゃんて本当に「良い人」なんですよね。明るいし優しいし怒らないし、彼女の八つ当たりも優しく受け止めるタイプ。テウタが朝寝坊してイライラしながらバタバタ仕事に出ていった時も、トーストのこぼしたジャムをハート型にしてくれるとか、いい男すぎるだろ。
だけど、テウタはクロちゃんに少し不満があるようで。何でもテウタの言う事聞いてくれるから、「クロちゃんは自分の意志がないの!?」って。うーん、まあ分からないでもないです。それは優しすぎるのと紙一重ですよねえ。クロちゃんお金持ちだし、テウタが冗談で「お金ちょうだい」って言った時も普通にあげようとするし。
テウタはいつもクロちゃんに色々してもらっているから、たまにはクロちゃんのしたいことをしたい、わがままを聞いてあげたい、もし意見が違うならちゃんとぶつかりたい、という気持ち。クロちゃんが好きだからこその悩みですけどね。
2人でレストランに食事に言った時に、ついに言い合いになっちゃうんですけど、その時の選択肢が笑っちゃいました。メニューの「ホロホロ鳥」のところを、「ポロポロ?」「ボロボロ?」って何で2回も選ばせる?絶対スタッフ遊んでるでしょ笑
言い合いの原因は、テウタが2つのメニューで迷っていたので、クロちゃんは1つずつ頼んでシェアしようとして、だけどテウタは自分に合わせないで好きなもの選べばいいでしょと。そこで分かるんですけど、クロちゃんはテウタに「してあげてる」という意識はあまりなくて、テウタの望みが叶うことが自分の喜び…みたいな認識なんです。本気で思っているんです。「君のことが大好きだからしょうがないじゃん!」って叫ばれたら何かもう力抜けちゃいます。最後は仲直りできましたけどね。
とにかく、ケンカできてテウタ良かったねと思っちゃいました。その後、テウタはユノに「クロちゃんに嫌われたらどうしよう。私はクロちゃんみたいな人になりたい」て相談しちゃうし、クロちゃんは「テウタに嫌われたらどうしよう。俺はテウタみたいな人になりたい」って言っちゃってるし、そんな惚気に挟まれるユノかわいそすぎる。笑
確かに、何でもいいよいいよって聞いてくれるしお金だしてくれるしそれに疑問をもってないし。君のお願いを聞くことが幸せなんだって。まあそういう人なんだろうけど、人によっては物足りないかもしれない。でも本当、旦那にしたら良いタイプだと思います。
ただ、クロちゃんは、すぐ「ごめん」とか「こんな事言っていいのか分からないけど…」とか、全体的にポジティブなわりにネガティブは発言が多いなとは思いました。自分でも言ってたけど、明るくしてるだけで、本当の本当の根っこから明るい人というわけではないのかも。
その明るくみせてるのも、人のためじゃなくて自分のためらしいですし。自分が明るくいれば周りもそれを返してくれるから、それで気分が良くなるからだそうで。だけど100%人のために行動してる人なんていないと思うから、例え自分のためであっても、それは「良い人」の範囲だと私は思います。
クロちゃんルートでは「悪意」がテーマになっていて、SNSに関係した事件が起こっていきます。ニューシーグアカデミアの生徒の情報が拡散されて、誹謗中傷されるようになったり。動画を検閲する会社の社長が誘拐されたり。そういう事件を通して、匿名なら悪口を書いても罪悪感がないとか、人の命が懸かっていても自分のせいじゃないとか、人のそういう「無意識の悪意」みたいな習性を思い知らされるのです。
それに立ち向かっていくテウタやクロちゃんも、事件を嫌悪しながらも、自分の中にもそういった悪意があることを自覚していきます。クロちゃんは、過去に停電を起こしたことを後悔しているけど、その瞬間は自分に力があるような気がして気分が良かった、そう思ったのも事実だと。テウタは、ルカを助けるために時間を遡った時、そのせいで犠牲にしてしまった人がいたけど、後悔をしていないこと。
確かにそれらは、けして良いことではないけど…同じ状況なら自分はそうならないか、と言われれば…自信がないところはあります。誰にだって表面に出さないだけで、全く悪意を持っていない人なんていないと思います。
本当に怖いのは、そんな自分の悪意に気づかないこと、当たり前になっていること。SNSなんて、現代っぽいテーマだなと思ったけど、実際本当にありそうなことだなと思いました。現にSNSを使ったイジメや誹謗中傷は存在してますからね。慣れすぎて当たり前になってはいけないなと思いました。
今回の2つの事件を通して、改めてクロちゃんは他人の心に敏感で繊細な人なんだなと思いました。行方不明になった高校生の女の子を見つけた時も、テウタや警察に連絡せずに、まずはじっくり話を聞いていました。テウタにも言わなかったのは、テウタが女の子を傷つけてしまうかもしれないと思ったから。テウタは強いから、強い人の目線で話してしまうから、勇気づける言葉であっても弱い人間にとっては傷つくことを言ってしまうかもしれないと思ったんです。テウタ大好きのクロちゃんだけど、その辺りは冷静に見てるんだなと思いました。クロちゃんは自分の過去とか弱い部分も隠さず人に話すし、綺麗事じゃなくて本当にその人のことを考えて話しているというのが分かります。だからこそ人の心を開けるんでしょう。ローフォドックの件もそうですね。
事件が終わった後、テウタとクロちゃんがキスをする場面では、クロちゃんが「君したいか分からないけど、俺がしたいからする」って言ってキスしてくれるのが良かったです。クロちゃんがちゃんと自分の意志を出してる!みたいな。今までだったら「君がしたくないならしないけど…」って言ってそうですもんね。
ともかく、テウタとクロちゃんの可愛いカップルがレベルアップしてて楽しかったです!親友みたいに気があって、2人だけのシークレットシェイクハンズなんか作っちゃって。くだらない遊びも2人で楽しめるカップルって良いですよね。長く続いていきそうな気がする。
最後は、2人で旅行に行くもトラブルですぐ帰国。家に帰ってきても不機嫌で険悪な2人だったけど、すぐに部屋から飛び出してきて「良いこと思いついたの!海外旅行!」「俺も同じこと思ってた!」「計画立てよう!」てなってたの笑った。実際は海外旅行じゃなくて、ニューシーグの中で海外旅行気分を味わうツアーでしたけどね。ハワイの背景をバックにしてプール(いつもの家の)でココヤシを飲んで、メキシコ料理屋に行って…とか、最高にアホっぽいけど最高に楽しくないですか?この入り込めないバカップルなノリが良かった。君たちは永遠にそんな感じでいてくれよ…って気持ちになります。最後はホテルの屋上で星見て一泊!一緒のベッドで目覚めて、2人の距離が縮まったようでフフフ…でした。
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