Collar×Malice(カラーマリス)の白石景之(CV.木村良平)ルートを攻略しましたのでその感想です。
第一印象とは裏腹に、あれ・・・実は可愛い?ってなりました。
※ここからは白石景之ルートのネタバレ感想なので未攻略の方はご注意くださいませ。↓
Collar×Malice(カラーマリス)白石景ルートの攻略感想
白石景之ルートのここが良い!
- 人をイラつかせる天才。だけど実は可愛いというギャップが良い
- クセのある話し方がクセになる
- 女子組との絡みが楽しい(白石撲滅の会)
- 切ない設定・展開あり
4人目の攻略です。あと柳さんだけかと思うとプレイするのもったいない!ってくらいハマってます。
白石は他のルートで出てきたときから厄介そうな食えないキャラという印象だったんですが、ふたを開けてみると、「何この人!?可愛いんですけど!」ってなりました。
面倒くささで言うと、岡崎の方が500倍面倒くさい。
白石は厄介そうに見えて、ただのコミュ症?である意味かなり純粋な人ですよ。人間としては真っ白で(人格形成途中とも言える)ただ境遇が複雑なだけかなと思いました。
白石はとにかく最初は人をイラッとさせる天才という印象でした。笑
白石撲滅の会が発足しているのも納得。会話の返しが絶妙に嫌なやつですよね。
例えば、
白石「君は普段、自炊してるの?」
市香「時間がある時はなるべくするようにしています」
白石「いつも暇ってことだね」
出会って間もない相手に言われたら、イラぁなります。そこは「えらいね」とか言っときなさいよ。
そんな食えない男・白石とどうやって仲良くなるのか?と思いました。これは笹塚ルートでも思ったんですが。
だけど、ちゃんと違和感なく主人公と攻略キャラの距離を近づけてくれるんですよね。
主人公・市香がまたいい仕事するんですよ。白石に対しての向き合い方が良いし、たまに男前。白石を進化させてくれて本当ありがとうです。
序盤で竹内里美の話を聞きに行く場面で、市香と白石は意見が食い違うんですが、そこでちゃんと衝突することが大事だったんだと思います。
そこで自分の意思がない子だったら白石は興味を惹かれなかったんだろうなあと。興味ない人の名前を覚えない白石に、「ちゃんと覚えてください」ってはっきり言うところもいいですよね。
ただ、白石には「市香のかけがえのない存在になれ」という任務(なんて無茶ぶりな)があったので、それで市香と仲良くなろうという思考だったかもなんですが。
ただ、コミュ障(だと私は思ってる)の白石は市香を怒らせる言動ばかりしてしまいます。わざとやってんのかと思ってたけど多分違うんだよね・・・???
すっかり白石が嫌になってしまった市香は、白石撲滅の会に迷わず入会します。笑
あのメンバー好きすぎるんですけど。特に向井さん。できるお姉さん風の見た目に反してあの明け透けで強気な性格、すごい良いキャラしてます。
最初の撲滅の会の時に、さんざん愚痴を言った後に隣の席で白石本人が聞いてたという事件。あの時に、向井さんは全く取り乱さずに「主任、いたんですか」ですよ!もう向井さん攻略したいんですけど!
というのは置いといて。
そんな向井さんに、白石の家で夜ご飯を作るという名目で家をあさってくる任務を与えられた市香は、仕方なく白石の家に行きます。白石の家へ向かう時の会話が何か好きでした。
白石「荷物持った方がいいのかな」
市香「大丈夫です」
白石「普通こういう時、男を頼るよね?」
市香「頼らない女性もいます。全部がデータ通りじゃないので。一般的には男性が何も言わず荷物を持つことが多いみたいですが白石さんはしませんよね。それと同じです。」
市香けっこう言いますよね。笑
そして白石の家に到着しましたが。
急に壁ドンされました。
「世の中には平気で人を殺せる人間がいる」とか、前にお菓子をあげたのも「物で解決するのが手っ取り早いから」とか、市香を脅すようなこと言って正直何がしたかったのか分からないんですが。
いやいや、アドニスから市香と親しくなるように命令されてるんじゃないの?距離の詰め方間違えた結果なのか??
決定的に白石嫌いになりかけた市香でしたが、そこは根性&ポジティブの乙女ゲー主人公、やっぱり白石のことを理解しようと努力します。私だったらもう投げてる。
市香は白石のことを柳さんに相談しますが、それ正解。市香と白石が仲良くなれたのって本当、柳さんのおかげが99%だと思います。白石を一番理解してたのって柳さんですよねー。
その後、白石が高価なお菓子じゃなく、150円の動物クッキーを市香にあげたのには感動しました。ロボットに人の心が芽生えた・・・的な謎の感動。
「今回は自信がなかったんだ」なんて弱気な発言を!本当に白石なのか?
市香と猫ストラップを交換した時なんて、
「こんなことで君は笑うんだ・・・」
え?何?子供か?純粋無垢真っ白か!?
でも最初の印象と違ってすごくギャップなのに、妙に納得できる不思議。
そこで柳さんの言葉をふと思い出します。
「角度を変えてみればわりと単純」「意外と不器用」「人との距離の詰め方を知らない」
全くその通りです。
本当、柳パパの言う通りですわ。今回は柳パパにMVPあげたい。柳さんマジ柳パパ。
いけ好かないヤツかと思いきや、人との関わり方を知らないし興味が無いだけで!?
人と深く関わることを29歳にして覚え始めている!?
純粋無垢な子供のような一面を見せる!?
白石・・・恐ろしい。
カラマリってキャラの作り方上手いですよね。ただのギャップで終わらせないところが。
そして市香の名前をちゃんと覚えた白石。その内、任務と自分の本心がごっちゃになっていくんですよね~。
元々自己形成がはっきりできてないから揺らぎやすいし自分でもよく分かってない模様です。
冴木くんが市香にクリスマス誘うのを邪魔した時には、一人でブツブツ取り乱してましたし。
もうね、この時点でなんとなく分かってきてるんですよ。白石はアドニスの仲間で、子供の頃から洗脳のようなことを受けてたんだって。
任務だけど、本当に市香を好きになり始めてるから混乱してるんですよね・・・。
でも、だいぶ仲良くなったなーと思ったら、また白石に突き放されるターンがくるんです。何回あげて落とすんですかって感じです。
「何か勘違いしてない?」
「好きって言ったのを真に受けちゃったのかな?」
「飽きた」
何なん?
市香もさすがに愕然とします。そりゃ、やっと心開けたと思ったのにスタート地点に戻ったかのようですもの。
しかしそこは根性&ポジティブの乙女ゲー主人公(2回目)、白石に突撃していくのです。
「上っ面で話すのやめてください」
「私が見てきた白石さんを信じます」
とブチ切れる市香に、白石はまた取り乱してしまいます。
「俺が訳の分からない迷いや衝動を抱くようなにったのは君のせいだ」
「コントロールできない」
「君と距離をおけば元に戻ると思ってた」
「嫌で気持ち悪くて苦しい」
「今がすごく楽しいから怖いのかもしれない」
ああもう!大丈夫かこの人!
もう完全に市香が好きですよねコレ。そして白石景之という人間が確実に意志を持って存在してるってことですよね。
そして市香は白石に取引を持ち掛けます。
「一緒に戦ってほしい、その代りあなたが怖い時はそばにいる」
白石には十分すぎるメリットですね。
これで完全に和解した市香と白石はもう止められません。早く付き合っちゃえよターンに突入します。
厳密に言うと、その前に事件がひとつ解決するのでそんな浮かれた感じじゃないんですが。笑
9月・10月の事件は、悲しいけどちょっといい話でした。
双子の母親の死についてはわざと追い詰めた奴が胸くそ悪いし、境遇に同情するものの双子が犯罪を犯してしまったのは悲しいです。
でも、双子には親のように愛情を注いでくれる人がいて、まだ救いがあるなと。罪を償って普通に人生を生きて欲しいです。
合理的な白石が、この時にはちゃんと市香や双子、竹内里美の気持ちを汲んで行動していて成長したなあと思いました。
それで、事件解決の後のさらに大事件なんですが、白石が市香に卵焼き作ってくれるんですよ!?
いやその前に、自分ちのお風呂に市香入れようとする方が問題ですかね!?
癒し=風呂 っていう発想、まあ間違ってはないんですが・・・
予告なしに白石家の風呂に入れと言われても。!?ってなりますよね。
そして普段料理しないのに、市香のために一生懸命卵焼きを焼いてくれます。
高級お菓子が150円の動物クッキーになって、最終的に手作り卵焼きになるんですよ。白石ルート面白くないですか???
その後、野良猫めぐりのデートをして、一緒に手を繋いで家に帰りますが・・・あのスチル可愛すぎますね。白石があんなに可愛く笑うなんて誰が想像できたでしょうか・・・。
白石撲滅の会も解散しちゃうしね。白石ちょっといけ好かない程度の人になっちゃったもんね。
けどあのメンツ好きなので普通に女子会として仲良くしてほしいです。
がしかし。
そこで平和に終わるわけもなく。また上げて落とすターンですよ。
アドニスが数日後に市香を迎えにくると予告した後、白石は行方をくらまします。
「君が君らしくあることを願ってる」という意味深な言葉を残して・・・。
ここまで来たらもう白石が市香を裏切るとかはないかなとは思うんですが。市香を守るために何か裏でするんだろうなと思うわけです。
けど・・・けど・・・
まさか、人殺してくるとは・・・・。
重い!重いです!!攻略キャラがそんなことしていいの!?FDどうすんの!
でも何か妙に納得してしまった自分もいたんですよね。市香のためとはいえ、そういうことしてしまうのが白石が「普通」じゃないってことなのかなあと。
根は純粋で良い人だと思うし市香のおかげで変わっていったとは思うんですけど、犯罪には加担していたし、そうなるように育てられた人だから。
だから平気で人を殺せるとは思わないですが、一線を越えるか超えないかの境界線からそちら側に踏み出してしまったのは生い立ちの差なのかなあと。
だけど最後は一応ハピエン?的な終わりなのかな?ちょっと安心しました。
白石は首輪を外すために市香をアドニスの仲間にしようとしますが、もちろん市香は抗おうとします。
白石も市香を裏切ってアドニスに従ったと見せかけていましたが、最後は抵抗し市香と生きる未来を選んでくれます。
「何度否定しても忘れようとしても心が動いて君のことを考えてしまう」
そう!もう白石はアドニスより市香に洗脳されているも同然なのです!卵焼きまで焼いちゃったらもうアドニス戻れないですよ。
そんな白石に市香は言います。
「あなたが望めば嘘は本当になるんです」
この言葉好きでした。市香の言う嘘とは、一緒にクリスマスをするという約束のこと。そして、「白石景之」という作られた人物も、白石が望めば確かな存在になるということ。
そして市香はアドニスの教祖を撃ち、倒すことができましたが、首輪の毒が作動し意識不明の状態に。目が覚めたら記憶喪失になっていたのでした。
ここから白石がめっちゃ切ないでしたよ!
自分のことを明かさず主治医とか言い出すし。でも怪しさ満点の施設と白石に黙って従う市香すごいですよね。白石のこと覚えていなくても信じられたっていうのがね・・・もうね。
それで1年後、市香は柳や香月たちと再会し、白石の正体も知ります。
「君が君らしくあることを願ってる」
その言葉で記憶を取り戻した市香。
罪を償ってくるという白石に、「必ず私の元に帰ってきてください」と・・・。
これ手放しのハピエンじゃないですよね。けど、もういいかなそれで!ってなりました。
切ないけど未来が無いわけじゃないし、キレイな終わり方ではありますし。
実は人殺してませんでした!とか、監視カメラの映像は偽物でした!とかもあるかなあと思ったんですが、普通になかったですね。笑
でもそれがご都合主義っぽくなくて良かった部分でもあるので・・・何とも言えないです。
カラマリは、キャラを綺麗に作りすぎてなくていいなあと思います。何かしらみんな間違いをおかしていて後悔していて、それが人間らしくて良いですね。
FDでは白石が市香の元に帰ってきて、本当に幸せな居場所を見つけるところが見たいです!
さいごに
白石ルートは、切ないながらも終わり方は好きでした。
ただ・・・ショートストーリーが想像デートって!しょうがないけど辛い!
次はとうとう最後の柳愛時ルートです。愛時って名前かっこよすぎんか?
では、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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