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スイートソロウ【ネタバレ感想】切なく甘い20代の物語をおすすめしたい!

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漫画『スイートソロウ』は「伝言」を共通テーマにしたオムニバス集です。

作者の持田あきさんと言えば、ドラマ化もされた『初めて恋をした日に読む話』が有名でしょうか。

もちろん連載作品もいいのですが・・・

個人的には持田あきさんの「読み切り作品」をおすすめしたい!

ということで、一番おすすめの『スイートソロウ』ご紹介させてください。

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『スイートソロウ』の作品情報

作者持田あき
出版社集英社 
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巻数全3巻

ざっくりいうとこんな漫画

  • 伝言がテーマのオムニバス集
  • 1話ごとに主人公が変わる
  • 20代女子の人間ドラマや恋愛
  • セリフやモノローグに惹かれる

タイトルの『スイートソロウ』は、

シェイクスピアの作品『ロミオとジュリエット』からとったものだそうです。

”別れはこんなにも甘く悲しい”

日本語でいう「切ない」に近い言葉。

だけど基本ハッピーエンドで後味の悪いようなお話はありません。

切なく甘い、そして前を向けるようなスイートソロウがつめ込まれた素敵な作品です。

大人女子に特におすすめしたい作品です。

無料試し読みはこちら

あらすじを簡単にご紹介

1話ごとに主人公が変わるオムニバス集です。

東京から片道3時間。小さな田舎町に住む20代男女のそれぞれの物語。

いろいろなタイプの主人公が登場します。

芽の出ない作家志望の菜の香(なのか)

変わり者の人気脚本家・早苗(さなえ)

男にだらしない毎日を送る萌加(もか)など・・・

全話同じ世界観なので、同じキャラクターが登場することもあります。

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『スイートソロウ』のおすすめポイント

好きなポイントをまとめるとこんな感じです。

  • セリフやモノローグの言葉選び
  • 小さなほどよい田舎町の雰囲気
  • 自分に身近すぎず遠すぎない物語

セリフやモノローグの言葉選びが素敵

作者・持田あきさんの作品で共通して好きなポイントは「言葉選び」

セリフやモノローグが素敵なんです。

言葉選びの素敵さをどう表現しようか考えてたんですが・・・

歌詞にしたいようなセリフだな というところで落ち着きました。

生まれて初めてきれいと言われて夢を見ない女がいるでしょうか

『スイートソロウ』vol.2 ディアボロミント

物を作るには質のいい孤独が必要なのさ

まともになんかなっちゃ駄目だ さみしさにやられちまう

『スイートソロウ』vol.4 夢の夢こそ

読んでいると、すっと心に入ってくる言葉なんですが

ちょっと詩的な感じもして、場面を印象的にしてくれます。

印象的な言葉を持ってくることで、

身近な設定や世界観に、急にステージ上でスポットライトを当てたような。

言葉選びが物語を魅力的にしている一番のポイントかな、と思ってます。

自分に身近すぎず遠すぎない物語

『スイートソロウ』の物語は全話同じ世界観で、東京から片道3時間の田舎町が舞台です。

風景から見るに岡山県ぽいです。たくあんロールも出てきますし。

都会ではない田舎町。だけど山奥とかではなく田舎すぎない。

そういう都会と田舎の中間の街ってとっても多くてどこにでもありますよね。

「身近」の意味は人によって違うと思いますが、

なんとなく誰にでも身近に感じられる世界観なんじゃないかなと思います。

そんなどこにでもあるような街で、紡がれる人間ドラマ・恋愛模様。

主人公たちは、夢が敵わない焦りや愛されない寂しさなど、それぞれの想いを抱えています。

大人女子のみなさんは共感できるところも多いかもしれません。

そういう意味でも身近ではあるんですけど・・・

少女漫画のキラキラ感もちゃんとあるんですよね。

切ない展開もあるんですが、最後は前向きなれるような夢のあるエンドです。

『スイートソロウ』の中で好きな作品ベスト3

全話のあらすじをまとめちゃうと、ざっくりな説明になってしまうので

スイートソロウ』の中で特に好きなお話を3つ紹介させてください。

1.「vol.3 チェルシーガール」(1巻収録)

20歳の茉奈美の夢は、可愛い幸せなお嫁さんになること。だけど、なかなか恋愛が上手くいかず田舎町で青春を消費する日々。

そんな茉奈美の相談相手は、幼なじみの「えんじ」。茉奈美とえんじは、お互いの事をよく知っていて心がすごく近いところにある関係。

だけど、茉奈美とえんじが恋人になることはないのです。だってえんじが女の子を好きになることはないから・・・。

恋愛じゃなくても、いつもそばにいなくても、「特別」って言ってもらえるのって幸せだなあと。

男女の友情って素敵だなあと思うお話です。

2.「vol.4 夢の夢こそ」(2巻収録)

27歳の早苗は、変わり者で周りと深い関係持たず生活している売れっ子脚本家。

ある日早苗の元に、落ちぶれた映画監督の陣内が訪ねてきます。陣内は早苗に自分の映画の脚本を書いてほしいと依頼しますが・・・。

才能のある人や、周りとと違う感覚を持っている人って、すごいなって思うんですが、同時に孤独でもあると思うんです。だって人と考え方を共有できないってことですから。

そんな早苗を理解してくれるのが陣内という存在で、とてもお似合いな2人だなと思う作品です。

3.「vol.8 トロンプルイユ」(3巻収録)

男にだらしなく、まともな恋愛ができない萌加、27歳。

ある日萌加は、近くの工場で働く18歳の男の子・十真に告白されます。恋愛経験がなく純粋な十真と過ごす時間に、萌加の寂しさは少しずつ埋められていき・・・。

男性経験豊富な萌加なのに、恋愛経験のない9個年下の十真に愛を教えてもらうというのが良かったです。

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さいごに

色々な短編のお話が入っているので、ひとつは気に入るものがあるんじゃないかなと思います。

読み切り作品が好きな方はぜひ読んで見てくださいね。

『スイートソロウ』を無料で読むには?

『スイートソロウ』を無料で読むには「マンガアプリMee」がおすすめです。

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