『九龍ジェネリックロマンス』第22話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
※当記事では、
現在の主人公を「鯨井」、
工藤の元カノを「鯨井(前)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』22話のあらすじ
おじいちゃんたちの麻雀広場に、謎の男が1人座っています。
黒髪の長髪にチャイナ服(カンフー服っていうのかな?)。
ジェネテラちゃんのお面をつけていて、素顔が分かりません。
麻雀をしているおじいちゃんたちは、謎のお面男を怪しんでいます。
場面変わって、鯨井はいつものスイカジュースを買いに店に行きます。
そこでお面男と会います。
お面男は、鯨井が落とした小銭を拾ってくれただけで、すぐに去っていきました。
その後、お面男は金魚茶館に行き、以前働いていた「タオ・グエン」の情報を尋ねます。
しかし、グエンの情報は何も分かりません。
その後、蛇沼みゆきと会って意味深な話をしていたり・・・何かを探っているようです。
一方、工藤も行方不明の「タオ・グエン」を探してました。
タオ・グエンが住んでいた家に通じる道は、ふさがれていて・・・。
『九龍ジェネリックロマンス』22話の考察感想(ネタバレ)
謎のお面男の正体は?
新キャラ!と思ったのですが、何だか見覚えが。
最後のページでお面をはずし、素顔が分かります。
お面の男は、「タオ・グエン」とそっくりでした。
蛇沼みゆきも彼の事を「グエン」と呼んでますし、「タオ・グエン」なんでしょうけど・・・。
きっと、以前に金魚茶館で働いていたグエンとは違う人物でしょう。
記憶喪失という線はなさそうです。
ドッペルゲンガーという単語からしても、同じ外見の人が複数いることが想像できます。
※ややこしいので、今回登場したのは「グエン(お面)」と表記します。
グエンとグエン(お面)は性格が違うような気がします。
グエン(お面)は、ゆで卵でお手玉をしたりコインを手の甲であやつったりと、陽気で芸達者な様子。
外見は同じだけど、中身は違う。まるで鯨井と鯨井(前)のようです。
鯨井クローン説があるので、グエンもクローンという可能性があるのかな?
だけど、わざわざ金魚茶館に行き、情報を聞いていたところを見ると、グエンの動向を把握していないってことですよね。
もし意図的にクローンを作り出して実験しているとしたら、元の人間のことを把握しているはずです。
グエンが行方不明になった経緯も分かっていないみたいですし。
蛇沼とお面男の関係は?
蛇沼みゆきの距離感おかしくないですか?笑
なぜグエン(お面)の膝に座っている??そういう関係なのかしら・・・。
蛇沼とグエン(お面)の会話で気になる点がいくつかありました。
- 鯨井(前)のことを知っているような発言
- 「前回はほんのさわりだけだったでしょう。」の意味
- 蛇沼とグエン(お面)は、グエンの動向を把握していない
- ドッペルゲンガーという言葉
グエン(お面)は、鯨井に会ったことを蛇沼に話しました。
そして蛇沼は、鯨井に会った見解をグエン(お面)に尋ねます。
色も匂いも感触もほぼ同じだね。
『九龍ジェネリックロマンス』22話より
グエン(お面)のこの回答はどういう意味でしょう。
グエン(お面)は、確かに鯨井と会いましたが、触れたりはしていません。
「色」「匂い」「感触」が指しているのは、鯨井のことではないのか・・・それともグエン(お面)自身の事なのでしょうか。
グエン(お面)がクローンだったとして、自分の体の感触を確かめているとか?でも会話の流れだと、グエン(お面)じゃなくて鯨井のことだと思うんですが・・・。
グエン(お面)と蛇沼みゆきの会話から見て、蛇沼も全てが分かっているわけではなさそうです。
蛇沼が真相の黒幕っぽかったんですけど、違うのかもしれませんね。
何か裏を知っているのは間違いないですが、もっとよく分からない何かが九龍で起きているのかも?
通れない通路。九龍の異変に気付く工藤。
工藤が何か異変に気付いたようです。そりゃ不思議に思いますよね。
グエンの行方を探していますが、一向に見つからず、家にもたどり着けない。
工藤は、グエンの家に通じる道がふさがれていることを不審に思います。
工藤は、一体何をどこまで知っているのでしょう。
おそらく、鯨井が2人いることは知っていると思います。
だけど、蛇沼やグエンのことは何も知らない様子です。
鯨井の問題と、グエンのことや通れない通路はまた別の話なのかも?
さいごに
22話にきて物語が少し動きましたね。
これまでは、鯨井と工藤の内面的な描写が多いような感じでした。
だけど、グエン(お面)の存在が出てきて、同じ人が2人いる可能性が高まりました。
でも逆になぞが深まったような・・・。
次回では、グエン(お面)のことがもっと分かるのでしょうか?
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