『九龍ジェネリックロマンス』第35話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
『九龍ジェネリックロマンス』35話は『ヤングジャンプ 2021 No.4&5合併号』に掲載されました。
※当記事では、
主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」
行方不明になった方を「グエン(偽)」、蛇沼の恋人の方を「グエン(本)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』35話のあらすじ
「鯨井令子は俺が殺した」
そう鯨井に告げる工藤。
鯨井が本気にしなかったせいで、その場は冗談に終わります。
だけど、鯨井(前)が亡くなっているのは本当のようです。
目の前の鯨井に対して、工藤は複雑な表情を見せます。
場面変わって楊明の部屋。鯨井と楊明がお茶をしています。
鯨井(前)に死について工藤が怪しいという楊明。
「工藤は普段と違う顔を持っているかもしれない」
だけど鯨井はいつもの冗談だと否定します。
工藤は一体何を知っていて、何を考えているのか?
そんな工藤に対して鯨井は何を想うのか・・・?
一番ナゾなのって工藤だよなあ。ひっぱるねえ
『九龍ジェネリックロマンス』35話の考察感想(ネタバレ)
鯨井(前)を殺したのは工藤なのか?
「鯨井令子は俺が殺した」
「って言ったらどうする?」
どうする・・・って!?
またはぐらかしかよー。ひっぱるねぇ。
きっと実際、何かはやらかしたんでしょうね、工藤。
工藤の手で殺してないとしても、鯨井(前)が亡くなる原因に関わっているのでしょう。
それが、工藤が偽物だらけの九龍で暮らしている理由なのでしょうか。
(工藤が本物だって決めつけてるけど)
ちょっと思ったのですが。
九龍って時間の流れが外界と違う可能性があるんですよね。
(蛇沼製薬の3年前の商品が新製品として売られている)
だから本当だったら36歳であるはずの鯨井が32歳なのかな?
本物(と決めつけている)の工藤だけが34歳と歳をとっているのかな?
楊明の言う「表と裏の顔」
本当に工藤が鯨井(前)を殺した可能性もある、と言う楊明。
楊明って工藤のこと気に入ってないんですよね。
「普段見せているものが本当の姿とは限らない」
確かに楊明の言うことも一理あります。工藤ナゾが多いですしね。
工藤って最初、鯨井の言う通り「ガサツなゴリラ」で難しいこと考えてなさそうだったのに・・・。
まんまと騙されました。
工藤には裏の顔がある、ということなのでしょうか。
楊明の着ている服のマークが主張していますよね。笑
太陰大極図(たいいんたいきょくず)。
白部分が「陽」、黒部分が”「陰」を表しています。
陰と陽が示唆するのは「本物と偽物」なのか?
ちょっと意味深なマークですね。
楊明の話に戻りますが。
楊明は鯨井に「あたしだって」と言いかけます。
「あたしだって、レコぽんが思っているような人間とは限らない」と言いたかったのでしょうか。
楊明は全身整形していますし、何か訳ありなのでしょう。
ただ、いつも鯨井を想って励ましてくれる気持ちは、楊明の本質ではないかと思うのです。
今後、楊明の物語も語られるといいな。
新しい扉を開く鯨井
文字通り、何か新しい扉開いちゃってない?鯨井。
鯨井(前)の話をするたび複雑な表情を見せる工藤に、ドキドキする鯨井。大丈夫か?
工藤は、今にも泣きだしそうな何とも言えない表情をしていました。
14話で、鯨井(前)のピアスに似たイヤリングを付けていた鯨井を見た時の表情、こんな顔をしていたんですね。(14話では表情は見せませんでした)
鯨井の気持ちは、独占欲みたいなものでしょうか。
婚約者だった鯨井(前)は、工藤の色々な顔を知っているはずですもんね。
どんな工藤であっても知りたい。そう決意した鯨井。
ラストのコマの扉は、これから新たな事実に足を踏み入れていく鯨井の姿を予感させます。
れこポン本当に工藤が好きなんだね~
さいごに
この物語、最終回の終着点はどこなんだろう。
九龍のナゾが分かるとは思うんですけど、鯨井と工藤は一体どうなるのか・・・。
鯨井(前)の死の真相、そして工藤の裏の顔が次回分かるのか!?
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