『青野くんに触りたいから死にたい』第48話「ナイトメア②」の考察感想(ネタバレあり)です。
48話は『月刊アフタヌーン 』2022年1月号(2021年11月25日発売)に掲載されました。
青野くんに触りたいから死にたい(8) (アフタヌーンコミックス)
↓ここからはネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。
『青野くんに触りたいから死にたい』48話のあらすじ
前回の続き、優里の夢の中の出来事です。
幼い優里と高校生の翠が部屋で楽しく遊んでいます。
しかしある日突然、翠は優里に暴力をふるいだし、父親も見て見ぬふり。
優里は成長しても翠に精神的に打ちのめされていくのでした。
そして悪い夢が終わり、目を覚ました優里は・・・?
この夢が本当なんだとしたら、もう翠ちゃん怖すぎるんだが・・・
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『青野くんに触りたいから死にたい』48話の考察感想(ネタバレ)
優里の悪夢とは?翠との過去の思い出
今回は優里の夢の中の話です。前回のラストで寝ている優里の中に入って行った青野。優里の悪夢が引き出されているのは青野のしわざなのでしょうか。
優里の悪夢は、姉の翠との思い出でした。翠は13話で出てきた時から強烈だなと思っていたのですが、今回の夢でもすごい怖かったですね。あれが全て現実のものだったとしたら優里はどれだけ辛い目にあってきたのでしょう。
幼い頃は仲が良く楽しく遊んでいた姉妹。だけど翠は優里に暴力をふるいました。父親が見て見ぬふりしてたのが一番怖いです。母親もそうですけど、優里の家は何かが歪んでいますね。青野が言っていた「生贄制度」はその通りだと思います。兄が亡くなってから翠が犠牲になって、その後優里が翠の犠牲になるということですね。優里も変わっているけど、あんなに優しくまともに育ったのは奇跡だなあ…と思います。
暴力もそうなんですけど、精神的に打ちのめされる描写がすごく上手いなと思います。
「どうして失敗した化粧が見たいんだろう」
ただなじられるよりも、自分が恥ずかしくて惨めでしょうがないような気持ちにさせられる、そんな優里の気持ちが伝わってくるようです。
青野は優里の神様なのか?
優里の悪夢の最後。恥ずかしいと泣いている優里に、青野は「大丈夫」と呼びかけます。
「俺の言うことを聞いていれば大丈夫」
「俺は君の神様」
意味深ですよね。これは青野が言ったことなのか、それとも優里の心情なのか、謎だなと思いました。
優里は青野を好きになって、青野と付き合って、世界が変わったかのようなことを言っていました。確かに、はたから見れば依存にも見えるかもしれません。それまで、家族とも上手くいかず友達もいなかったのですから。
そういう意味で、青野を神様だと思っているのか?
それとも、これも町が引き起こす力の一部で、青野が優里をコントロールしているのか?
前回の47話でそういう話がありましたね。「優里と青野の関係や今の状況は運命で決められたことだったのか?」という。
どこまでが優里たちの意志で、どこからが動かされているのか、その辺りも気になってきます。だとしても、優里たちが選んだことには変わりないと思いたいですけどね。
さいごに
それにしても翠ちゃん怖すぎる。翠ちゃんだけじゃないんですけどね。誰か優里の家族に説教してやって欲しい!笑
次回はそろそろ、ロミオとジュリエット計画が動き出すでしょうか?楽しみです!
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