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漫画『青野くんに触りたいから死にたい』考察感想まとめ 最新話まで(ネタバレあり)

『青野くんに触りたいから死にたい』の考察記事まとめです。

各リンクから個別記事に飛べます。


青野くんに触りたいから死にたい(1) (アフタヌーンコミックス)

『青野くんに触りたいから死にたい』各話の考察感想

青野くんに触りたいから死にたい』1〜7巻収録の考察まとめ

7巻までの考察 青野は神となるのか?(ネタバレあり)

青野くんに触りたいから死にたい』8巻収録の考察まとめ

【38話考察】生者と死者の世界の仕組みとは?ネタバレあり

【39話考察】藤本の恋心の行方は・・・?ネタバレあり

【40話考察】優里と藤本の関係に青野は・・・?5話との比較も。ネタバレあり

【41話考察】ついに青野の母親が登場!?ネタバレあり

【42話考察】優里と青野の母親の関係とは?ネタバレあり

【43話前編 考察】優里の隣に座るのは青野か藤本か?ネタバレあり

【43話後編 考察】母親・瞳が登場!青野が選ぶのは優里か瞳か?ネタバレあり

青野くんに触りたいから死にたい』9巻収録の考察まとめ

【44話考察】母親・瞳の霊を呼び戻した人物とは・・・?ネタバレあり

【45話考察】青野の力が町全体にもたらす影響とは?ネタバレあり

【46話考察】藤本の切ない想い爆発回。ネタバレあり

【47話考察】優里が青野を生む?町が引き起こす運命とは?ネタバレあり

【48話考察】優里の見る悪夢とは?姉・翠との過去の思い出が明らかに。ネタバレあり

最新刊(9巻)までのキーワードとポイント解説

最新刊(9巻)時点で明らかになったことやキーワードなどをまとめています。

優里と青野の契約について

青野が亡くなり、優里が後追い自殺をしようと手首を切った時、青野が幽霊としてこの世に呼びもどされました。そこから優里が青野を受け入れて憑依させるたび、もしくは何かを捧げるたびに優里の命は削られ、青野の力が増しています。

つまり、優里は「生贄」として幽霊の青野と契約したと言うこと。それがこの物語の核の部分になっています。

そして契約した青野と優里は、長い距離を離れることができません。青野が優里から離れて遠くに行こうとしてもいつのまにか優里のところに戻っているそうです。青野が言うには、離れられるのは一駅分くらい。

幽霊の見える少女・希美には、青野の姿がトカゲのように見えていて優里と繋がっているということですし、それが離れられない原因なのかも・・・?

×印の意味

作中で×印が出現したのは全部で4回です。青野が優里に憑依している時に3回、そして4回目は優里のお腹に傷として現れました。

黒青野は×印のことを「君と俺がここまで来たという印」と言っています。そして、それについて美桜は「優里の捧げた命の量があるレベルを超えた」ということではないかと言います。

それについての考察はこちらの記事で書いています。

許可の宣言について(招かれなければ入れない)

「幽霊は招かれなければ入れない」というのも、この物語の重要なポイントです。

幽霊が家や領域に入ること、そして人の体に憑依すること。それらには「入ってもいい」という許可が必要です。そしてその許可を宣言することで、ある種の契約が結ばれてしまうのです。

そして許可の宣言は、美桜の「生者と死者の世界」についての仮説にも繋がっていきます。

生者と死者の世界について(美桜の仮説)

どうして幽霊は招かれなければ入れないのか?

その理由は、生者と死者の世界の違いによるものです。38話で美桜が語っていた仮説によって今までの謎が解決しました。

生者と死者の世界の違いとは、簡単に言うと、他者の世界と「繋がっている」か「繋がっていない」かです。

まず、生者も死者も、ひとりひとりが別の世界に存在しています。

ではなぜ生者がみんな同じ世界にいるように見えるかというと、世界同士がぴったりと重なっているから。だから「入ってもいい」という許可の宣言が無くてもお互いの世界を行き来することができるのです。

しかし、亡くなってしまうと、死者の世界は生者の世界から切り離されてしまい、死者はひとりぼっちになってしまいます。切り離されているから、他の世界を行き来するには「入ってもいい」という許可の宣言が必要となるのです。

7巻のエピローグが、おそらく蒼太のひとりぼっちになった死者の世界なのだと思います。

この仮説によって今までの出来事のつじつまが合います。

例えば、青野がたびたび侵入の許可を求めることや、四つ首様編で加々智山の滝に入った時のこと。

優里や希美たちは生者ですが、滝に入った時は臨死体験をしているので、夢の中でお互いの領域に入るには許可が必要だったのです。(36話参照)

そして、優里が青野に憑依されるたびに飛ばされていた異界は、おそらく青野の死者の世界でしょう。

藤本が憑依されている時は、優里のように青野の死者の世界に飛ばされていないようでした。(憑依されている間の記憶があったので)

優里だけ青野の死者の世界に行けるのは契約を結んでいるからなのでしょうか?

四つ首様の儀式について

四つ首様編の中心にあった「四つ首様の儀式」。これは昔行われていた雨乞いの儀式が元になっています。雨乞いの儀式は、首なし様→四つ首様として現在に伝わったのです。

まずは、昔の雨乞いの儀式について。

  1. 滝壺に生け贄の首を投げ入れます。その生け贄とは、牛、馬、犬などの家畜です。
  2. 生け贄によって、死者が幽霊として蘇ります。
  3. 蘇った幽霊は神掛かった力を持ち、雨を降らせて生け贄の血の穢れを清めます。

村人たちは、わざと生贄の首を投げ入れて滝を穢し、龍神を怒らせていました。だから「懴悔(さんげ)」「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と謝罪の言葉を口にしながら滝までの道のりを歩いていたのです。

そして、四つ首様編で希美・結菜・大翔が行った儀式ですが、これはこの3人が生け贄の家畜の代わりになっています。

四つ首様の儀式は、手のひらにそれぞれ「馬」「犬」「牛」と書き、棚石にかざして願いを唱えるというもの。しかし、元は死者を蘇らせる雨乞いの儀式だったため、弟の蒼太を生き返らせたいという大翔の願しか叶いませんでした。

希美・結菜・大翔は、滝つぼの中の異界で蒼太の首を切り、無事に自分たちの首を取り戻します。

四つ首様の儀式は、優里と青野の契約と通じるところがあります。

優里は、夢の中でお腹に「刈谷優里」と傷を刻まれたことがありました。それは、手のひらに「馬」「犬」「牛」と刻まれた希美たちの状況に似ています。ですが、それぞれの家畜分の命を削られた希美たちに対して、優里は「刈谷優里」分の命。儀式が完成した時の優里の死を示唆しているように思えます。

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コメント

  1. 青野くんをみたい より:

    こんばんは。もし既出だと申し訳ないのですが「青野くんに触りたいから死にたい」の希美ちゃんが書いた青野くんの絵がどうして左側は手も足の指も5本なのに、右側は4本なのか理由は本誌ででましたか?
    子どものミスといえばそうなのでしょうが、作者様丁寧に書かれてるので何か伏線がはられてるのかなと思ったり。

    ながながと失礼しました。

    • ににゃ より:

      こんばんは。コメントありがとうございます!
      16話のラストで希美ちゃんが描いていた絵ですね。確かに足も手も右が4本でした。
      最新話まで、その件については触れられていなかったと思います。
      19話で出てきた何かの赤ちゃん(希美が描いていた絵と同じもの?)はちゃんと両手指が5本でしたし・・・。
      でもまだ途中なので伏線の可能性もあると思います!

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