『青野くんに触りたいから死にたい』第39話の考察感想(ネタバレあり)です。
青野くんに触りたいから死にたい(1) (アフタヌーンコミックス)
↓ここからはネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。
『青野くんに触りたいから死にたい』39話のあらすじ
38話の続きです。
誕生会から帰る優里を見送る藤本。
思わず「俺も寂しい」と言った言葉を、「みんなが寂しい」と言い直します。
誕生会に戻った藤本は堀江先生(美桜のいとこ)に相談をします。
「絶対に思いたくない感情がある」
「そんなこと思うべきじゃないのに」
優里に対する気持ちを整理し切れない藤本。
堀江先生の答えは・・・?
場面変わって、優里の家。
優里が部屋に戻ると、青野が待っていました。
恋人らしい2人の幸せな時間。
だけど青野の表情はどこか複雑そうで・・・。
ついに藤本が覚醒するのか!?
『青野くんに触りたいから死にたい』39話掲載の『月刊アフタヌーン 』を読むなら、「U-NEXT 無料トライアル」がおすすめです。(31日間無料で利用できます)
U-NEXT無料トライアルで読む
『青野くんに触りたいから死にたい』39話の考察感想(ネタバレ)
どんどん可愛くなる優里
優里って元々可愛いんですが。最近さらに可愛くなってませんか?
絵柄が少しずつ変わってるのもあるんですけど、何というか・・・優里自身がどんどん魅力的になってるというか。
優里は、藤本に「もう白髪を隠す気にならない」と言います。
それは何かが吹っ切れたからなのか、それとも受け入れたからなのか。
穏やかに話す優里の表情は何だか美しいです。
物語が進むにつれて、優里は優里らしくなっていったと思います。
最初は、友達がいなくて家族ともうまくいっていなくて、青野に依存している・・・そんな印象がありました。
今も青野が好きなのは変わりませんが、自分の意思を大事にしている感じがします。
四つ首様編の件で、優里は青野と、そして自分自身とも向き合いました。
心境の変化が、今の優里の言葉や表情に出ていると思います。
しっかりと自分を持ってる人って素敵ですもんね。
そんな「優里らしい」優里だから、魅力的に見えるのかもしれません。
藤本の恋心と葛藤
優里のことを好きな藤本、切ないです。
「俺も寂しい」の言葉をごまかしてしまった藤本ですが、きっと本音なんでしょうね。
堀江先生が言った、
「こんなこと思っちゃいけない」ってことは「本当はそう思ってる」ってこと。
という言葉に納得しました。
「こう思っちゃいけない」って言い聞かせてるってことですもんね。
本当は誰より、そうしたいという欲求が強い。
藤本がずっと閉じ込めてきた優里へ想いのフタは、もう限界なのかもしれません。
藤本は本当にいい人だと思います。
きっと青野が生きていたら、青野と優里の仲を壊そうなんて考えないでしょう。
だけど、青野が幽霊で、優里の命は少しずつ削られている。
藤本が優里をあきらめ切れないのもわかる気がします。
優里と青野の関係はどうなるのか?
藤本が優里への想いを募らせる一方、優里と青野はラブラブです。
誕生会が楽しかったと言う優里に、少し寂しそうな表情を見せる青野。
そんな青野に優里は、「青野くんといるのが一番楽しい」と言います。
青野が寂しそうだからとかじゃなくて、優里の本音なんですよね。
前ほど捨て身にはなっていませんが、優里の最優先はいつも青野なんでしょう。
今の優里の周りには、美桜や藤本、希美たちもいます。
力になってくれる人たちがいて、しっかり自分を持つようになった優里なのに。
それでも青野への態度が変わらないのってすごいと思います。
そして優里が依存に似た愛を持っているように、青野もまた、優里に対して特別な想いを抱いているような気がします。
以前、「優里は藤本と付き合った方がいいんじゃないか」と思ったこともあった青野ですが、今はどうなのでしょう。
手を離せないのは青野の方なんじゃないかと、個人的には思うのです。
さいごに
藤本が覚醒(?)しそうな予感です。
生者と幽霊でありながら、優里と青野は本当に恋人らしくなりましたね。
ここにきて藤本が2人の仲をかき乱していくのでしょうか・・・。
恋愛模様と生け贄の結末と・・・これからの展開がとっても気になります!
コメント