『青野くんに触りたいから死にたい』第43話前編の考察感想(ネタバレあり)です。
43話前編は『月刊アフタヌーン 』2021年5月号(2021年3月25日発売)に掲載されました。
青野くんに触りたいから死にたい(7) (アフタヌーンコミックス)
↓ここからはネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。
『青野くんに触りたいから死にたい』43話前編のあらすじ
第6話で、青野の力によってケガをした内田。彼が何やら青野・優里・藤本に復讐しようと企んでいるようです。
内田の言う「ロミオとジュリエット計画」とは何のか?
場面変わって、優里はクラスメイトと文化祭の劇の衣装を作っています。
優里はクラスメイトから、劇の主役、ロミオとジュリエットの代役をそれぞれ5人立てるという話を聞きます。
そして、その代役のひとりを優里に頼みたいと言うのです。
優里は戸惑いながらも代役を引き受けることに・・・。
代役の集合場所であるホールに来た優里と青野ですが、他には誰もいません。
他の代役たちを待ちながら、優里と青野は2人きりで『ロミオとジュリエット』のセリフを掛け合います。
そこに現れた藤本。彼がとった行動とは・・・?
どうやら藤本も、ロミオの代役に選ばれていたようです。
優里と藤本を置いて、その場を立ち去る青野。青野が、複雑な気持ちにさいなまれていると、背後にある人物が現れます。その正体とは・・・?
内田・・・ちょっと存在忘れてたぞ。文化祭で何をやらかす気なんだ!!
『青野くんに触りたいから死にたい』43話前編の考察感想(ネタバレ)
内田の「ロミオとジュリエット計画」とは?
文化祭の準備で不穏な動きがありましたね。
第6話の体育の時間に、青野の力によってケガをしてしまった内田。彼はそのことを恨んでいましたし、今回の文化祭で何か仕返しをたくらんでいるようです。
ターゲットは優里と藤本。そして、復讐のことを「ロミオとジュリエット計画」と呼んでいました。
文化祭では、ロミオとジュリエットの劇をやるみたいですし、その間に何かをするつもりなんでしょうね・・・。
ああもう優里と青野の仲をほっといてあげて!!って思うんですが。幸せになってほしいよう・・。
まあ、それはさておき。
ロミオとジュリエットの劇の代役にされてしまった優里と藤本。優里と藤本は、最後の心中する場面の代役のようです。
心中の場面て・・・絶対何か怖いことやらかす気ですやん。それに、優里に何かあったら青野が暴走してしまうのではと、そっちの方が怖いです。
楽しい文化祭の思い出がホラーに染まってしまうぞ!
優里を奪い合う2人のロミオ
43話のサブタイトルは「席は一つ 前編」。とっても気になる言葉でした。
色々な意味があるのかなと思いますが、まず思いつくのは優里の前にいる2人のロミオ。
青野と藤本のことです。
話を経るごとに、藤本の優里への想いがだんだん強くなるのが見えてきました。
そして、今回は優里と青野がロミオとジュリエットの掛け合いをしているところに割り込みます。
わざとかどうかは分かりませんが・・・藤本の主張が見えた気がしました。
そして藤本が割って入ってきた時、青野はその場にいないふりをして去っていきます。
「優里に藤本と自分を比べられたくない」
青野はきっと自信がないんですね。今まで物語を見てきて、青野はなんとなく自己肯定感が低いように感じます
それは、青野が育った境遇からなのか、過去に何かを抱えているからなのか。そんな青野の背後に姿を現すチビ青野と母親の瞳が、その辺りを物語っているようにも感じます。
ラストで黒青野になってしまった青野は、どこに連れていかれるのでしょう。
そして、1つしか空いていない優里の隣に座るのは、青野と藤本の一体どちらなのでしょう。
さいごに
文化祭で何が起こるのか、ハラハラしますね!
青野の母親も本格的に登場してきて、青野の過去が明かされていくのかなと思います。
そして個人的には、やっぱりラストは優里と青野に幸せになって欲しいと思うのですが・・・どうなんでしょう。続きが気になります。
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