『九龍ジェネリックロマンス』第25話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
※当記事では、
現在の主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」
行方不明になった方を「グエン」、お面をつけている方を「グエン(お面)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』25話のあらすじ
今回は蛇沼とグエン(お面)のお話。
蛇沼の過去の回想から始まります。
蛇沼は体に入れた刺青を誰かに見せているよう。そして、ナイフを自分の舌に当て・・・。
ここで回想は終わります。
香港市内の蛇沼の自宅。メイドさんが噂話をしています。
「蛇沼みゆきは、愛人との子供で養子」
「大旦那の妻と実の子供は事故死」
という話です。
蛇沼とグエン(お面)は、一緒に朝ごはんを食べに行きます。
ジャンクフードを食べながら、蛇沼とグエン(お面)は出会った頃の話をします。
グエン(お面)の「みゆきちゃんは何を目指しているの?」という問いに、
蛇沼は、「絶対であること。」と答えます。
蛇沼とグエン(お面)ってやっぱりそういう関係!?
『九龍ジェネリックロマンス』25話の考察感想(ネタバレ)
蛇沼とグエン(お面)の関係は?
今回は、蛇沼とグエン(お面)がメインでしたね。
グエン(お面)は、蛇沼の側近ということになっているみたいです。
だけど、蛇沼の部屋に泊まってシャワー浴びてるとか・・・あれですね。
蛇沼とグエン(お面)はズバリ恋人関係でしょう。
蛇沼とグエン(お面)の出会い方も意外でした。
グエン(お面)は、野心家の蛇沼を心配しているようですね。
グエン(お面)の方が追いかけるタイプなのかな・・・。
蛇沼みゆきの人間らしさが見えた
25話の蛇沼みゆきは、今までの感じと違うなと思いました。
胡散臭さがない、というか。
きっと、それは蛇沼の素の部分が見えたからでしょう。
割れた舌は、自分でナイフで裂いたようですね。・・・想像するだけで痛い。
それに、全身にまとった蛇の刺青。
蛇沼は、本妻の子ではなく愛人の子というところからすると、父親に認められるために「蛇沼であるという印」を自ら刻んだのでしょうか。
だとしたら、蛇沼ってすごく人間らしい。
健康診断の時の鯨井に対する態度とか、蛇沼製薬の社長としての蛇沼はちょっと気持ち悪かった笑
だけど、事情を知れば知るほど感情移入してしまうもので、蛇沼の物語にも興味をそそられてきました。
グエン(お面)との会話の中で、蛇沼は大きな秘密があるようなことを言っています。
蛇沼は一体何を目指しているのでしょうか。
蛇沼みゆきが目指す「絶対」とは?
蛇沼みゆきの目指すものは、「絶対であること」。
“完全“なんてこの世にないから、“絶対”なんですよ。
『九龍ジェネリックロマンス』25話より
「完全」と「絶対」の違いってなんでしょう。
【完全】欠けたところや足りないところがまったくないこと。
【絶対】他に比較するものや対立するものがないこと。
goo辞書より引用
なるほど。似ているようで違います。
人間である限り、足りない部分が無い人なんていないでしょう。
だけど、圧倒的な力を手に入れれば「絶対」にはなれる。
それは、鯨井にも通じるかもしれません。
完全なコピーにはなれない。だけど、唯一無二の存在にはなれるかもしれない。
さいごに
ちょっと蛇沼が好きになってしまったじゃないか。
キャラクターの数だけ物語がある、ですね。
蛇沼の計画と、鯨井の存在がどう関わってくるのか、続きがとても気になります。
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