『九龍ジェネリックロマンス』第28話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
※当記事では、
現在の主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」
行方不明になった方を「グエン」、お面をつけている方を「グエン(お面)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』28話のあらすじ
今回は、鯨井と楊明のお話。
扉絵が可愛すぎるのでぜひ見て欲しいです!!
28話の無料試し読みはこちら鯨井と楊明は、鯨井の家で飲み会中。
楊明は良い仕事が決まりご機嫌の様子です。
鯨井は、楊明に鯨井(前)のことを伝えます。
鯨井(前)は別の人間で、すでに亡くなっているということ。
そして自分がクローンではないかと打ち明けます。
それを聞いた楊明の反応は・・・?
楊明さんもう本当大好き。
『九龍ジェネリックロマンス』28話の考察感想(ネタバレ)
鯨井(前)の話を聞いた楊明の反応は正しい。
「鯨井(前)は亡くなっている」ということを聞いた楊明。
その反応は「怖い!!」でした。
ですよね?笑 それ普通の反応ですよね!?
亡くなっている人の部屋で、持ち物をそのまま使って生活してしてるわけですよ。
家族とかでもなく、よく知らない人の・・・。
クローンやらジェネリック地球やら出てくるので、何が普通なのか分からなくなっていました。
この世界においても受け入れがたいことだったんですね。安心しました笑
「絶対の私」とクローン説
たとえ一瞬でも、私が私であると言える自分になりたい。
『九龍ジェネリックロマンス』28話より
鯨井は、はっきり言い切りました。それが鯨井にとっての「絶対」。
自分の意思で踏み出した瞬間、鯨井はもう唯一の存在になっているのだと思います。
鯨井は、自分のことをクローンだと予想しているようです。
さらに、ジェネテラ計画の裏でクローン研究をしているとの噂が。
ジェネテラ建設とクローンはやっぱり何か関係があるのかも。
そもそもジェネテラが何なのか、明確に分かっていないんですよね。
地球の偽物という認識でいいのか?
地球のクローンと人間のクローン。
ついでに九龍城砦は、一度壊された後に建て直されたクローン・・・。
クローンの飽和状態や。
「人工鉱石」の中の本物の輝き
ジェネテラ建設の裏で行われているクローンの研究(噂らしいですが)。
クローンではなく、「ジルコニアン」と呼ばれているそうです。
人工鉱石のジルコニアから作った言葉だとか。
楊明は、自分のジルコニアのピアスを鯨井に見せて言います。
「偽物の輝きの中に本物の輝きを感じる人もいる」
楊明は本当に本当にいい人ですよ・・・。
誰だって友人が落ち込んでたら励ましたいと思うと思うんですが・・・
本人の心に届くような、だけどわざとらしくない言葉をかけるのって中々難しいと思うんです。
それを楊明はできるんですよね。
きっと楊明は、傷付いている人の気持ちが間違えずに分かるのかもしれない。
想像じゃなく自分の痛みとして感じることができるのかもしれない。
個人的に、14話の「甘いもの、用意してあるよ。」の言葉が1位ですね。
陽明さんについて語ると長くなりそうなのでこの辺で。
つまり鯨井って何よ。
ちょっとよく分からなくなってきたので整理します。
- 記憶喪失説(×)→違う存在だという証言あり
- クローン説(△)→クローンはホクロまで再現されない
- ロボ説(△)→人間ぽいけどなくはない
- 他人の空似(×)→いや無理があるだろう
- 全身整形(△)→同じクセがあるのは謎
何この整理。
一周回って、本当は鯨井(前)本人だけど、みんなが違うと勘違いしてるだけでは?
とか思ってみたり。(でもピアス穴ないなー。塞がったのかな?)
いや、そろそろ工藤から真実を聞きしょうよ。
それで全て解決はしないと思うけど、鯨井(前)のこととか気になるじゃないですか。
幽霊とか、中身だけ入れ替わりとか、残留思念(?)とか考えると、予想は無限に広がるんですが。
極端にファンタジー寄りにはならないと思うんですよね。
ジェネテラとか科学技術を推してるので。
さいごに
今回は鯨井と楊明のほっこり回でした。女の友情が素敵です。
鯨井が自分のことをクローンと思っているようですが、実際はどうなんでしょうか。
確実に前に進んでる鯨井。
このまま工藤にガンガン突っ込んでいけるのか!?
コメント
はじめまして。
ちゃわんむしと申します。
読み進める中、鯨井さん何者説情報が小出しに出る度
混乱しておりました。
こちらで考察整理されていたので、少し落ち着きました。
発売日読了後、こちらでの考察拝見がクセになりつつあります笑
更新楽しみにしております。
はじめまして。コメントありがとうございます。
グダグダな考察ですが笑 そう言っていただけてありがたいです!
鯨井が何者なのか・・・私自身も漫画の続きを楽しみにしながら、楽しく書かせてもらっています。
毎週更新する予定なのでまた見ていただけると嬉しいです。