『九龍ジェネリックロマンス』第21話の考察感想(ネタバレあり)です。
前話(20話)の考察感想はこちら
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九龍ジェネリックロマンス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
※当記事では、
現在の主人公を「鯨井」、
工藤の元カノを「鯨井(前)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』21話のあらすじ
ヒマワリの花言葉を知って慌てる鯨井。
工藤にあげたヒマワリの花言葉は、「あなただけを見つめてる」だったのです。
花言葉を知ってか知らずか、工藤は意外とヒマワリを大切にしているようです。
「デリカシーのないガサツなゴリラが花言葉なんて知ってるはずない」
そう思っていた鯨井でしたが・・・
李支店長に花言葉をばらされてしまいます。
そして小黒が引き続き、新しい部屋を探しに鯨井の会社にやってきます。
前回は、鯨井の紹介した物件にピンとこないようでした。
でも、工藤がある物件を紹介すると、小黒はすぐにそこを気にいった模様。
物件の屋上から地上を見下ろすと、そこには「ひまわり」の大群。
そして「ひまわり」の大群に、意味ありげな表情を見せる工藤がいたのでした。
![](https://harapeco-switch.com/wp-content/uploads/2020/08/neko2.jpg)
工藤ちゃんと仕事できるじゃん!
『九龍ジェネリックロマンス』21話の考察感想(ネタバレ)
ヒマワリを大切にする工藤
鯨井の言うように、本当、工藤ってたまにずるいですよね。
デリカシーのないガサツなゴリラ(鯨井曰く)なのに。
たまに、カッコよかったり可愛かったりするんです。
鯨井からもらったヒマワリの水を替えて、枯れないようにしています。
工藤は、そんなマメなことしそうにないイメージです。
鯨井からもらったからなのか、それとも他の思い入れがあるのか?
ヒマワリにも何か伏線があるんでしょうか・・・。
小黒の新しい部屋
鯨井から紹介してもらった優良物件は気に入らなかったのに、工藤の紹介した物件をあっさり気に入った小黒。
工藤の紹介した部屋は、とても狭くて収納が多い。
衣装持ちで、バイトのためほとんど家にいない小黒に、ぴったりの部屋だったんです。
工藤ってちゃんと仕事してるんだなあ・・・笑
いつも適当そうだけど、仕事に対しては真面目ですよね。
今回の工藤は、仕事ができる「先輩」という感じでした。
仕事のノウハウも、きっと鯨井(前)から教え込まれたのでしょう。
そして今は、それを鯨井に先輩として教えている・・・。
変な感じです。
たくさんのヒマワリの視線
小黒の新しい部屋には、屋上がありました。
鯨井、工藤、小黒で、屋上を見に行きます。
屋上から下をのぞくと、そこには、たくさんのヒマワリ。
![ひまわりの大群](https://harapeco-switch.com/wp-content/uploads/2020/09/ひまわり-300x169.jpg)
![](https://harapeco-switch.com/wp-content/uploads/2020/08/neko2.jpg)
なるほど、見られている・・・。
工藤は、前回からヒマワリの視線を気にしていましたよね。
工藤のデスクにあるヒマワリは1輪。
1輪のヒマワリの視線に対しては、工藤は照れ臭そうな反応でした。
だけど、屋上から見えたのは、ヒマワリの大群。
こちらを見上げる視線もたくさんです。
同じヒマワリがたくさん、というのが引っ掛かります。
大量生産された「ジェネテラちゃんぬいぐるみ」の時と、印象が重なるからなのか。
(どうしても鯨井クローン説と結びつけちゃうんですよね・・・)
工藤が感じたのは、きっと鯨井(前)からの視線なんでしょう。
「あなただけを見つめてる」という花言葉のヒマワリ。
ひとり(1輪)と向き合う時は、その人を大切に思えるのに。
たくさんあると分かって、その視線を一斉に向けられたとたん怖くなる。
怖くなる、という表現が正しいのかは分かりません。
工藤から分かるのは表情だけで、何を考えていたのか描かれていません。
鯨井を1人の人間として見ることができそうだったのに、そうするべきじゃないと引き戻されたような感覚なのかな、と思いました。
さいごに
主人公は鯨井だと思うんですが、どうしても工藤の方が気になります。
ガサツそうに見えて、意外と繊細なんじゃないかな工藤。
工藤の心の動きって、この物語において、とても重要ですよね。
それに、工藤は真相を知っていそうな気もします。
あー続きがきになる!!
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