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【32話考察】九龍ジェネリックロマンス 工藤が口ずさむ歌の意味とは?ネタバレあり

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『九龍ジェネリックロマンス』第32話の考察感想(ネタバレあり)です。

前話(31話)の考察感想はこちら←

『九龍ジェネリックロマンス』考察まとめはこちら


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当記事では、

現在の主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」

行方不明になった方を「グエン(偽)」、蛇沼の恋人の方を「グエン(本)」

と表記しています。

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『九龍ジェネリックロマンス』32話のあらすじ

工藤が屋上でひとり、歌を口ずさみながらタバコを吸っています。

口ずさんでいる歌は、「たま」の「さよなら人類」。

場面変わって小黒の引っ越し祝いパーティ。

来ないと言っていた工藤も小黒に無理やり参加させられます。

楊明は一方的に工藤が気に入らない様子。

ちょっとだけイジワルをしたり、鯨井の引っ越しの話題をわざと出したりしています。

引っ越し祝いパーティが終わって、鯨井と工藤はゴミを出しに焼却炉に向かいます。

満月を見上げる鯨井と工藤。

月の横で輝くジェネリックテラについて話をします。

そこで工藤は鯨井に近づき・・・?

ジェネテラを見上げながら、工藤が考えている事とは一体何なのでしょう?

工藤が口ずさむ歌の意味とは・・・?

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『九龍ジェネリックロマンス』32話の考察感想(ネタバレ)

楊明と工藤

小黒の引っ越し祝いパーティに参加した工藤。何だかんだ言って付き合いいいですよね。

ただ、楊明は工藤が気に入らないようです。

でも、それはきっと鯨井のことを想っているからですよね。

楊明は、鯨井が工藤を好きで、鯨井(前)の真似をしようとしてたことも知っているし。

工藤のせいで鯨井が前を向けないんじゃないかと心配なんだと思います。

当の鯨井は、もうわりと鯨井(前)のことを吹っ切っている感じしますけどね。

鯨井と工藤と楊明。妙な三角関係です。

それにしても工藤の「レコポン」呼びと、それに照れる鯨井可愛い。あれちょっと少女漫画味ありました。

満月と蛇沼とジェネテラ。

小黒の引っ越し祝いパーティの後。屋上で一服する工藤に付き合う鯨井。

屋上から見えるのは、おっきな満月と、おっきな蛇沼製薬の看板と、ジェネリックテラ。

象徴的な3つですね。

ジェネテラは何の光を受けて輝いているのか?という工藤の質問に、

鯨井は「みんなの期待」と答えます。

ジェネテラに否定的だった工藤には、皮肉な答えだったでしょう。

だけど工藤はこうも言っています。

「期待しているから輝いて見える」

俺が・・・期待を・・・?

『九龍ジェネリックロマンス』32話より

まるで工藤にも輝いて見えているような言い方です。

輝いて見えるのはジェネテラか、それとも鯨井なのか・・・。

屋上でのキス寸止めも意味深でしたし、確実に工藤は鯨井に惹かれていると思うんです。

鯨井(前)を吹っ切って、今の鯨井を好きになれるという「期待」なのでしょうか。

新しい恋をするのは前向きなことのはずなのに、相手が同じ姿の女性というのが前に進んでいるのか後退しているのかややこしいところです。

工藤が口ずさむ歌の意味とは?

今回の32話で工藤が口ずさんでいた歌についてです。

実際にある「たま」というバンドの「さよなら人類」という曲だそうです。

残念ながらリアルタイムでは存じ上げないので、初めて曲を聴いてみました。

聴いた感想としては、すごく不思議。

コミカルな感じの曲調なのに、歌詞が意味分からなくてちょっと怖い。だけど何か気になる。

歌詞全文は↓のサイト様で見られます。

「さよなら人類」の歌詞(うたまっぷ.com)

歌詞の意味を考察しているところによると、未来の核戦争やその後の壊れた世界を表しているのではないかという解説もありました。

確かに言われてみればそんな感じします。

17話のラストで、金魚茶館が崩壊している描写がありましたよね。

あれは実際に崩壊したというより、鯨井の心情などを表すイメージ映像的なものかと思っていたのですが。

「さよなら人類」の曲を聴くと、歌詞と崩壊した九龍が重なるところがあります。

(あくまで曲を聴きながら浮かんだことなので「実際に九龍が崩壊している」という決定づけではないです)

今回の話での歌は、「未来の戦争や世界の崩壊」という解釈というよりも「工藤の心情」かなと思います。

ブーゲンビリアの木の下で僕はあのこを探すけど

月の光にじゃまされて

あのこのカケラは見つからない

たま『さよなら人類』より

「月の光」とは、ジェネテラや鯨井の輝きという解釈でいいんでしょうか。

「あのこのカケラ」=鯨井(前)の思い出?

工藤が必死に繋ぎ止めようとしている鯨井(前)の存在が、ジェネテラや鯨井(未来に向かう物)によって見えなくなっている。ということかな?

だけど、そんな鯨井(前)の存在を邪魔する「輝き」に、工藤が「期待している」のも事実なのです。

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さいごに

今回は歌ですか。花とか部屋とか歌とか、いろいろな物を使って物語を魅せてくれますね。

「さよなら人類」という曲、機会があればぜひ聴いてみてください。

ちょっとした衝撃です。

工藤は今の九龍がおかしいと気付き始めています。(グエンの件もあるしね)

これから工藤はどう行動を起こしてくのでしょうか・・・?

次話(33話)の考察感想はこちら

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