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『龍が如く7外伝 名を消した男』クリア後感想(ネタバレ)

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『龍が如く7外伝 名を消した男』をクリアしました!ので感想を語らせてください。ちなみに龍が如くシリーズは全部ではないですがほとんどプレイ済です。

いやーすっごい良かったです。外伝ということで他のナンバリングよりも値段はお安めだし、そんなにボリュームないのかなーなんて思いながら始めました。たしかにストーリーは5章までと短めだったんですが満足感的には十分。久しぶりに桐生さんが操作できて楽しかったですし、『龍が如く7』に至るまでの桐生さんの行動が分かって良かったです。6のラストで亡くなったことになって、7の解散宣言の時に突然登場して美味しいところ持ってたあの人。空白の間に何があったんだ?とはみなさん思ってましたよね。私は桐生さんが思ったより元気で安心しました。大道寺という組織に管理されて自由に動けないものの、あっさり事件に巻き込まれてて、なんだいつもの桐生さんじゃん!と。


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今回は桐生さんの「浄龍」としてのストーリー。亡くなったことになっているので、暗い寂しい話なのかなと思ったら、先程も書いたように概ねいつもの『龍が如く』でした。桐生さんてどうしても人が集まってきちゃうというか、巻き込まれ体質というか。「桐生一馬」の存在感は消そうとしても中々消せるものではなないってことですね。

序盤、拉致られた花輪さんを助けるために、桐生さんは大道寺に背いてしまいます。あの時はストーリーがどうなるんだろうとドキドキしました。花輪さんにたどり着くにもけっこうな遠回りで…赤目ちゃんの依頼をこなしたりキャッスルの闘技場で戦ったり。花輪さんを早く助けなきゃ!と思いつつも新しい要素が楽しくてけっこうやり込んでしまいました。それにしても桐生さんと闘技場は切っても切れない縁というか、キャッスルはまるで賽の河原のようですね。

その後、花輪さんを助け出すことはできたけど、今度は大道寺に処刑されそうになってしまいます。吉村の顔なんか腹立つし、もうダメか!?と思ったら…結局試されてたんです。500億で取引されてたんです。やっぱりお金なんですか!?それで結局、近江連合と東城会の解散に協力する流れになるんですね。なるほど、『龍が如く7』のストーリーと繋がりました。

しかしそこで立ちはだかるのが鬼仁会の3代目西谷誉。鬼仁会の会長は代々この名前を受け継ぐらしいですね。『龍が如く0』で出てきた西谷とは別人のようです。危ない人な感じが初代の西谷を思わせるところもありましたが、3代目は思ったよりヤバいやつでした。キャッスルで引きこもってるまでは良いんですが、拷問の話とか…うわあってなりました。それを考えると良いキャラではあるんですが好きにはなれなかったです。

西谷をおびき出すために近江連合のお金で豪遊したり、キャッスルを乗っ取ったり、桐生さんがすごく活き活きとして楽しそうで…良かったね桐生さん!ってなりました。鶴野さんが言うには、今まで身を潜めて暮らしてた反動らしいですが、桐生さんのそういう単純なところすごく好きです。その後、西谷を無事倒せたのは良かったのですが、獅子堂がとどめを刺しちゃうんですね。え?何してんの?と思いましたが、先程も書いたように、西谷は中々の悪人。一応殺す理由はあったようです(理由があってもダメですけどね…)。でも場面の最後に殺されたはずの西谷が動くんですよ。あれで生きてるなんて、龍が如くの登場人物みんな丈夫過ぎませんか?と思ったけど、違いました。殺してなかったんです。獅子堂が裏切ってたんです…!

獅子堂の第一印象は「若いのか歳なのか分からない人だ!」でした。調べたけど結局年齢分からなくて謎のまま。まさか彼が裏切ってラスボスとは思ってなかったです。一緒に行動するようになってからも、獅子堂とは仲間になりきれないというか、ちょっとした反発心みたいなのをずっと感じてました。でも4章でちょっと仲良くなったじゃん!と思ってたんです。一緒に近江の金で豪遊したじゃん。一緒にお酒飲んで楽しかったじゃん。親しくなったと思っても、彼にとってはビジネスライクだったんだなーとラストの方でしみじみ感じました。恨んでてもおかしくない西谷と組むくらいですもの、彼の野望というか目指すもの、目指し方は桐生さんたちの価値観とは真逆なんだろうなあと思いました。

そして今回、鶴野さんが一番可哀想だと思います。弟分だと思って面倒見てた人に裏切られて、本当はお前みたいなやつの下についてるのずっと嫌だった(うろ覚え)なんて言われて。そんなこと言われたら泣いちゃうよね?個人的には鶴野さん大好きです。中間管理職みたいな揺れ動いてるメンタルが人間味あふれてて。鶴野さん途中で亡くなってしまうんじゃ?と心配してたけど最後まで生きてて良かったです。花輪さんもちょっと心配でした。龍が如くシリーズは良いキャラを容赦なく退場させますからね。と考えると、今回の7外伝はみんな生きててくれた…のでは…?え?そんなシリーズほとんど無くないですか?そう考えるとハッピーなゲームですね!?もう桐生さんから何も奪ってほしくないんです。

解散式では『7』にもあったように、桐生さんと一番の邂逅が見られ、真島の兄さん、冴島、大吾とも再会できました。やっぱりこのメンバーがそろうのが何より嬉しい。最後は4人で早脱ぎして共闘できたのも楽しかったです。みんな桐生さんが死んでるなんて信じてなかったんですよね。「自分は桐生じゃない」って頑なな桐生さんを、真島の兄さんがホルモン食べに行こうって誘うの良かったです。真島の兄さん、ホルモンも桐生さんも大好きなんだなあって。「回想」から各ムービーが見られるんですけど、その場面が入ってないのが唯一の不満です。何回でも見たい場面なのに。ラスボス獅子堂とのバトルでは、バトル中のムービーがけっこう入るしカッコよすぎて、もうこれコントローラー離して眺めててもいいんじゃないかな?というレベルでした。倒れた獅子堂をほっといてホルモン食べにいこうとしてるから、「いつもの詰めが甘い龍が如く!」と思ったんですけど、大道寺のみなさんに車のトランクに詰められて安心しました。獅子堂と西谷は大道寺の一員にされるそうです。今回の龍が如くは本当に誰も亡くなってないですね、珍しい。

そして一件落着の後は、完全に泣かせにきてるエピローグ。綾子と太一からの偶然のビデオメッセージと、遥斗の描いた絵。綾子めっちゃ美人に成長してますね。太一も立派に消防士になって…プロレスラーになりたいと言ってた太一のために桐生さんと力也が覆面プロレスをした日が懐かしいです。メッセージを聞いて桐生さんはボロボロと涙を流します。「さみしい」なんて、誰よりも強くてカッコいい桐生さんの口から出るのは反則技。強がってても本当は寂しかったんだな…と思うと私も泣けてきました。制作陣のプレイヤーを泣かせてやろうという意志を感じます。あと、ハワイに行きたい理由がズルいです。由美が昔、「結婚式ならハワイ」と憧れを零したことがあって、由美にあげた指輪をハワイの教会に持っていきたいなんて…。正直私ちょっと由美のこと忘れかけてたんですけど、桐生さんの中ではずっと好きな人なんだなと思うと切なくなりました。

そして桐生さんが旅立つ日、花輪さんは桐生さんに「自分も名を消した男のひとり」だと伝えます。桐生さんが「鈴木太一」の偽名を使ってたことも知ってたし、花輪さんまさか…?え、まさか本当に森永?『5』でよく知らないうちに殺されてた森永悠ですか?声優さん同じだなと薄々思ってたんですよ。だけどまさか同一人物とは。作中ではっきりとは語られないものの、そういうことですよね?前より若返ってるように見えますけど顔変えたのかな?花輪さんは最初は堅物で組織に忠実な人かなと思っていたのですが、意外と人情味があって一言余計なところも好きです。桐生さんといいコンビだなと思いました。

つまり、まとめると、とっても楽しかったです!(頭の悪い感想)

ストーリーはいつもより短いけど物足りないとは思いませんでしたし、『龍が如く8』の発売前にやって良かったなと思える内容でした。数ヶ月前に『龍が如く7』をクリアして、新しい主人公の一番もいいじゃん!なんて思ってましたが、桐生さんでプレイするとやっぱり桐生さんも良いな…と心が浮気状態。見た目も性格も全然違うのに魅力的な主人公を二人も生み出すのすごいです。『7』では二人の絡みもガッツリありそうなので楽しみです。

ちなみに今回の闘技場ですが、個人戦だけでなく仲間との団体戦もあってやりごたえ十分でした。仲間の中に曽田地さんいるは地味に嬉しかったですね。(「会ったことあるような…」って言ってましたけど、桐生さんと曽田地さんて会ってたんでしたっけ?)そしていつもの四天王ストーリーもあって、特にJUSTICE戦はなかなか苦戦しました。経験値積ませるだけじゃなくて、大金払って仲間を増やさないとおそらくクリアできないレベル。今回の龍が如くはお金使わせてきますよね!桐生さんのレベル上げもお金が全てです!闘技場が一番稼げるので、それも闘技場をやり込んだ理由のひとつです。コスチュームも自由に変えられるのですが、闘技場コーディネートの足元はスリッパがお気に入りでした。うっかり闘技場にスリッパで来てしまったスタイル。


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