『九龍ジェネリックロマンス』第49話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 6 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
『九龍ジェネリックロマンス』49話は『ヤングジャンプ 2021 No.38(8月19日発売)』に掲載されました。
※当記事では、
主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」
行方不明になった方を「グエン(偽)」、蛇沼の恋人の方を「グエン」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』49話のあらすじ
今回の扉絵、蛇沼の少年時代ですかね!?可愛いのでぜひ!
49話の無料試し読みはこちら香港某所にある「汪診所(クリニック)」。医者の汪先生の診察室に現れたのは蛇沼みゆきでした。
汪先生と蛇沼は昔からの顔見知りのようです。蛇沼はある相談ごとのため汪のもとを訪ねたのでした。
その相談とは、「俺は子供を産むことは可能ですか?」という内容で・・・?
汪先生と蛇沼が話をしていると、ユウロンという青年が現れます。ユウロンも2人と知り合いのようです。
そこでの話題は、ジェネテラやジルコニアン、蛇沼の成そうとしている「復讐」の話。蛇沼の果たそうとしている復讐の内容が少し明らかになります。
蛇沼の過去が少し見えてきたかも?
『九龍ジェネリックロマンス』49話の考察感想(ネタバレ)
蛇沼みゆきの秘密とは?
今回蛇沼が訪れたクリニックの汪先生は、蛇沼と旧知の間柄のようです。蛇沼の母親が亡くなった後、面倒を見てくれたとか。子供時代の蛇沼を知る人物ということですね。
そこで分かる蛇沼の衝撃の事実。それは女性器と男性器を持つ半陰陽であるということ。
「半陰陽」についてよく知らなかったのでこちらのサイト様で調べてみました。
染色体によって決められる性別と、肉体上の性別が食い違うものを半陰陽といい、真性半陰陽と仮性半陰陽とがあります。
QLifeより引用
女性器と男性器どちらも持っている方が真性半陰陽らしいので、蛇沼は真性半陰陽ということですね。しかし汪先生によると、蛇沼は子供を産むことはできないとのこと。
蛇沼が復讐に生き「絶対の自分」を目指すのは、その辺りの事情もあるようです。
蛇沼って頭がよくて完璧主義のように見えて、実はけっこう不安定な人なんだろうなあと今まで作品を読んできて思います。だからこそグエンの存在は蛇沼にとって大きかっただろうに・・・何で手放しちゃったんだ!また再会して蛇沼とグエンのカップルが復活することを願います。
蛇沼みゆきの「復讐」とは?
今回の49話で、蛇沼の復讐の内容が少し明かされます。
そもそも、蛇沼グループの当主は無くなった息子をジェネテラで復活させたいらしいです。蛇沼(みゆき)はそれを余計絶望させる方法で邪魔したいのですね。
まずは当主の息子のクローンを用意するため、現在の九龍に目を付けたと。九龍のどこかに当主の息子の偽物がいるのでしょうか?
九龍と九龍の住人たち(偽物)は、見える人と見えない人がいるそうですし、現実ではない幻のようなものかなあとなんとなく今まで思っていました。だって、本物が現れたら消えちゃうような存在なんですよ。クローン研究に利用できるような確かなものなのか?と疑問なんですよね。
というかそもそも、なぜ九龍は取り壊されてしまったのか?その辺りも謎が残ります。きっと蛇沼グループが関わっているとは思うのですが・・・。
さいごに
49話のラストで、蛇沼は汪先生に「~してんじゃねーよ!」って言うんですよ。いつもの口調と違ってギャップ萌えです。昔はそういう喋り方だったのかな?本当に気の置けない仲なんだなあと思います。
最初は割と嫌いだったのにどんどん蛇沼が好きになる不思議。次回も楽しみです!
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