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『天国大魔境』5巻までの考察感想(ネタバレあり)壁の中の世界は高原学園?園長の企みとは?

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『天国大魔境』5巻(31話)までの考察感想(ネタバレあり)です。

前巻(4巻)までの考察感想はこちら

各巻の考察感想まとめはこちら


天国大魔境(5) (アフタヌーンコミックス)

ここからは盛大にネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。

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『天国大魔境』5巻のあらすじ(ざっくり)

キル光線銃に描かれた鳥のマークを見つけたマルとキルコ。それは、「高原学園」と書かれたビルでした。

しかし、ビルの中は誰もおらず廃墟同然。ただ唯一得た手掛かりは、他の県にも同じ系列の施設がいくつかあるということ。マルとキルコはまず茨城を目的地に設定します。

そこに現れたのは、25話でマルたちに「壁の中の町」の話をした男・ジューイチ。ジューイチは、壁の中の町へ行き、子供を助けて欲しいとマルたちに頼みます。

利害の一致したマルたちは、ジューイチと一緒に茨城を目指すことにしました。

壁の中の町に着いたマルたちですが、そこは人食いに襲われ全滅していました。しかし、囚われていた男たちだけは無事に逃げ出しており、ジューイチは子供と再会を果たします。

ジューイチと別れた後、マルとキルコは大きな集落にたどり着きます。そこは、住民が多く市場もあり、とても栄えている場所でした。

そして、そこには噂に聞く「復興省」が実在したのです。

キルコは、復興省で稲崎露敏が集落に住んでいることを聞きます。人づてに露敏と会う約束を取り付けたキルコですが、再会の瞬間、露敏は・・・?

一方、壁の中の世界では、トキオが子供を出産します。

そして、園長の恐ろしい企みが少しずつ発覚していきます。出てきた「脳移植」というワード。園長は一体どんな「天国」を作り上げようとしているのか・・・?

高原学園の園長に不穏が動きが・・・。トキオの子供はどうなるのか!?

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『天国大魔境』5巻の考察感想(ネタバレ)

マルとキルコが見つけた高原学園とは?

26話で、マルとキルコは鳥のマークの描いてあるビルを見つけました。2人がずっと探していた光線銃についてる鳥マークです。

だけど、トキオがいる場所とは違いますし、どうやら最終目的地ではないみたいですね。そのビルには「高原学園」と書いてありました。

では、「学校法人 高原学園」とは一体なんなのでしょう。

そのビルに落ちていたチラシによると、

差別や立場、ストレス・・・つまり、世の中のありとあらゆる「しがらみ」から解き放たれた生き方をしましょう。というような教えを唱える団体のようです。宗教めいた教育機関でしょうか。

そういった考え方を突き詰め、実現しようとした結果行き着いたのがトキオたちのいる「壁の中の世界」なのかもしれません。

マルとキルコが見つけたビルは「壁の中の世界」の前身なのか・・・それとも、高原学園は日本各地に施設があるみたいなので、関連施設のひとつなのかもしれませんね。

作中で言っている通り、我慢地獄の反対だから「天国」と呼ばれているも納得です。

ジューイチの子供はヒルコなのか?母親の正体は?

ジューイチと息子くん(十五)再会できて良かったですね!ジューイチの壁の町の話が本当だったとは。笑

29話では、ジューイチの息子・十五が冷却攻撃を行うヒルコだということが分かりました。

化け物ではなく人間なのに、ヒルコ?新しいパターンです。

宇佐美の話によると、ヒルコは化け物になる病気を発症して死んだ元・人間ということでした。だけど、十五は生きている人間です。(病気でもなさそう)

そういえば以前に、トトリも生きた人間なのに体の中にヒルコと同じような核がありましたよね。十五もそれと同じようなものかもしれません。

前回の考察で、トトリは壁の中の誰かの子供なのではないか、ということを書きました。だから、化け物でなくてもヒルコと同じような核があるではないかと。(トトリは孤児で両親は知らないし、年齢も合う)

そう考えると、十五がヒルコなのは、十五も壁の中の誰かの子供なのではないでしょうか。

十五の父親はジューイチで、壁の外の人間です。だから、きっと母親が壁の中にいた誰かなのでしょう。

個人的には、十五の母親はイワとナナキだと推測します。

なぜかというと、まずジューイチの話では、母親は女性同士のカップルだったということ。(イワとナナキは女性で恋人同士のように仲が良かった)

そしてもうひとつの理由は、28話でマルとキルコを襲ったヒルコがその母親だと思うからです。

十五の母親が処刑されて一月ほどたった頃、壁の町がヒルコに襲われたということでしたし、壁の中の誰かが十五の母親で、処刑され亡くなった後ヒルコになった可能性があります。(ヒルコになる病気だったは不明ですが)

親子だから十五も同じ冷却攻撃が使えるのではないでしょうか。

ということは、ヒルコの核と能力は遺伝するということになります。マルがトキオの子供だとしたら、実はマルにもヒルコの核があるのかもしれませんね。

キルコと露敏の再会はどうなるのか?

5巻のラストで、キルコはやっと露敏と再会できました。だけど、キルコを見た露敏の表情は・・・。

とても再会を喜んでいる感じではありませんね。というかとても驚いているよう。

露敏はいなくなったのは、春希がヒルコに襲われて亡くなった後。おそらくキルコが脳移植がされて意識のない間ですよね。

どうして春希の脳が桐子の体に移植されたのか、その辺りのいきさつを知っているのかもしれません。露敏が敵なのか味方なのかイマイチ分からないところです。

ちょっと、壁の中の子供・タカに似ている気がするんですが・・・気のせいでしょうか。

園長の企みとは?

壁の中で「脳移植」というキーワードが出てきましたね。

園長は、自分の寿命を延ばすため他の人に脳移植をしようとしているようです。壁の中の世界は、何かの目的や考え方に基づいた組織ではなくて、結局園長の私利私欲のために存在したのでしょうか?

周りのスタッフが高齢の園長ひとりを止められないのも不思議です。何か逆らえない理由があるのでしょうか?

園長は最終的に、トキオの子供に脳移植をしようと考えていました。

トキオの子供がマルなのだとしたら、その園長の企みから逃れるために壁の外にいるとも予測できます。

それにしても、トキオの子供は普通の人間の赤ちゃんでしたね。

11話で見た赤ちゃんとは全く別物です。というかあれはミーナさんの子供なのかな?(何のために存在しているかはナゾ)

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さいごに

5巻もとても面白かったです!

トキオの赤ちゃんはこれからどうなっていくのでしょう・・・。

キルコと露敏の再会で何が起こるのかも気になります!

次巻(6巻)までの考察感想はこちら

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