『天国大魔境』7巻(43話)までの考察感想(ネタバレあり)です。
天国大魔境(7) (アフタヌーンコミックス)
↓ここからは盛大にネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。
『天国大魔境』7巻のあらすじ(ざっくり)
学園長から赤ちゃんを取り上げられそうになったトキオは、とっさに身を守るため、赤ちゃんを抱いたまま石化し仮死状態になってしまいます。
一方、謎の地震により穴の開いた壁から外へ抜け出したミミヒメ・シロ・アンズ・タカ。4人は探しに来た青島先生に連れられ、船で高原学園から脱出します。
残された高原学園は自衛隊のような組織に介入され、壁の中で暮らしていた人々は外の世界へと解放されます。
新しい名前を付けられ一般人と同じように生活を始めた子供たちでしたが、そんなある日、再び大地震が起き…?
そして、壁の外の世界。マルとキルコはヘルムという少女に出会います。ヘルムの復讐を手助けした後、再び旅を進めますが、謎の男に襲われ…。
ミクラの件は本当びっくりでした!マルの旅の目的とは一体何なのでしょう?
『天国大魔境』7巻の考察感想(ネタバレ)
話がだいぶ進んで謎が少しずつ解けてきましたね!
毎回色々予想してみるものの、伏線&ミスリード上手すぎて新事実に驚かされます。
だんだんと壁の中と外の世界が近づいてきている気がしますし、それと同時に終わりが近いのかなーとも思ったります。先は気になるけど終わってまだまだ欲しくないです!
ということで今回の予想はこちら。
実際と違う場合やミスリードの可能性もあるのでご了承ください。次の項目で詳しく書いていきたいと思います。
今回のににゃ的予想- 西暦が判明。前回の年表修正しました。
- お迎えの日=大災害ではない
- 8人の戦士たちの正体はあの赤ちゃん?
- ミクラの正体がまさかの…!?
- ミミヒメ=星尾あかり 確定ですね…。
西暦が判明!前回の年表修正しました。
前回、壁の中と外の年表を考えて載せていたのですが、はっきり年が分からないところがあって未確定だったんですよね。今回7巻を読んで、明確な年号や日付が何度か出てきたので年表を修正しました!
43話では、壁の外の世界で西暦2024年(ホテルのデジタル時計)と令和6年(コンビニの週刊誌)が出てきました。架空の話だけど現実の年号を使っているのですね。子供たちが壁の外に出て、壁の中のファンタジー感から一気に現実に引き戻された感じがします。
年代(推測) | 壁の中 | 壁の外 |
---|---|---|
西暦2011年 | ・トキオたち(14歳組)誕生?? ・11月11日 露敏(タカ?)誕生?? | |
西暦2018年 (天栄12年) | ・5月6日 アスラ自殺 | |
西暦2023年 (天栄17年) | ・7月1日 トキオとククが保育器室に侵入 ・8月頃? トキオが妊娠 ・10月16日 タラオが謎の病により死亡 | |
西暦2024年 (天栄18年) (令和6年) | ・1月頃? トキオの妊娠が発覚 ・7月頃? トキオが子供(マル?)を出産 ・7月17日 お迎えの日(おそらく) ・7月20日 テスト開始 ・7月26日 謎の地震が起き外の世界へ ・11月11日 大災害(おそらく) | ・11月11日 大災害(おそらく) |
西暦2034年 | ??? | ・9月12日「大天災から10年」という表記 ・9月20日 春希が人食いに襲われ死亡 ・春希の脳が桐子に移植される |
西暦2039年 | ??? | ・マルとキルコが出会う ・ミクラが謎の病により死亡 ・現在(マルは多分15歳) |
つまり西暦2024年=天栄18年=令和6年ってことであってますよね??
「天栄」は高原学園独自の年号だったのでしょうか。オリジナルの世界作ろうとしてますねえ。
しかし、前回の考察で書いたように露敏がタカなのだとしたら、タカの生年月日は「西暦2011年11月11日(住民票参照)」。でも2024年で14歳のタカは2010年生まれでは?それとも推定14歳だから13歳の可能性もあるのか?
そもそも露敏の書いた住民票の生年月日が嘘っぱち???
その辺りに謎が残るところです。
そして、きっと43話の西暦2024年11月11日に起きた地震が「大災害」だと思われます。8話で出てきた2034年時点で「大天災から10年」という表記とも数字が合いますし。
お迎えの日=大災害ではなかった!お迎えの日とは?
高原学園の学園長が何度も口にしていた「お迎えの日」。もっと前の時点では、お迎えの日が大災害のことなのかなーと思ったりもしていましたが。全然違いましたね!
41話の冒頭の場面、あれがきっと「お迎えの日」ではないでしょうか。
作中には、はっきりと2024年7月17日と出ています。高原学園で起きた地震の方が先に描かれていますが、それは7月26日なので「お迎えの日」はそれより9日前になります。
スーパービームを携えた8人の戦士。この謎の生命体を迎え何らかの目的を遂行させること、それがお迎えの日なのでしょうか。
そしてこの戦士たちは11話で出てきた「赤ちゃん」ではないかと思われます。
11話でトキオはククに誘われ、保育器室に赤ちゃんを見に行きました。そこで出会ったのが今回出てきた戦士によく似た小さい生き物。そしてその中のひとりがトキオの名前を覚える場面があります。41話で隊列を乱し攻撃された戦士は、以前トキオを覚えた赤ちゃんの成長した(?)姿ではないでしょうか。
初めて見たトキオのことをお母さんだと思っていたのですね。トキオと再会した後、すぐに死んで?しまったのが悲しかったです。何かよく分からない生き物ですが感情があるように感じました。
スーパービームを持っているということは、何かと戦うということ?(戦士だし)
高原学園で起きた地震は、何者かが飛行機で爆弾を落としたらしいですし、高原学園の企みを知られて粛清されたとも考えられます。高原学園に侵入してきた組織は自衛隊のようにも見えました。
ミクラの正体がまさか…!?ミクラの目的とは?
43話でミクラの正体が分かった時は本当にびっくりしました。まだ正体がはっきり明かされたわけではないのですが、言動でもうだいたい分かりますよね。
ミクラの正体はきっと高原学園の園長…。全く予想していなかったです。
正確に言うと、高原学園が受けた爆撃で負傷した後のミクラですね。おそらくミクラに園長の脳が移植されたのでしょう。園長は仮死状態になったトキオに巻き込まれ、腕を切断せざる得なくなっていましたから、それで思い切ってしまったのかもしれません。
私はずっと当然のようにミクラは味方だと思っていたんです。
ミクラは亡くなる時、キルコに「マルを守って」と言っていました。
園長は前々からトキオの子供(マル?)を自分の脳移植に利用するような発言をしていましたし、狙われた子供をミクラが逃がそうとしているとか、その辺りの予想をしていたんです。
ミクラが高原学園の生徒だというのは当たってましたが、まさか「中身」が違うとは…。
ミクラがスーパービームを持っていた理由も分かりました。戦士が落としたスーパービームをマコが拾い、それがミクラのもとに行き、回り回ってキルコの手に渡っていたのです。
しかしだとすると、ミクラ(園長)の目的は何なのでしょう?それは高原学園の目的と繋がっているのかもしれませんが、それもよく分かりません。理想の世界を築きたいのかなとは思うんですが、結局具体的には何をしようとしているのか分からないんですよね。
ミクラ(園長)は目的地を「天国」と言っていましたが、それも亡くなる前のうわごとのようで本当の目的地なのかも怪しくなってきました。「マルと同じ顔をした人に薬を打つ」というのは明確ですが。おそらくトキオの2人の赤ちゃんのどちらかがマルで、ミクラが探していたのは、そのもうひとりなのでしょう。マルが本当のトキオの子供かクローンの方かによっても予想が変わってきますよね。(あ、クローンなのかも未確定でした)
それに園長の脳移植による延命は叶ったわけですが、病気を発症する可能性のある生徒ですしね。それは園長にとって本望ではなかったはずです。園長は新しい脳移植の入れ物を探そうとはしなかったのでしょうか…。
まだ分からない事たくさんあるよ!
現時点で分からないことをまとめてみました。
一番の謎はやっぱりマルが何の目的でミクラに連れられていたのかですね。
あと気になったのは、38話で壁の外に出たシロとミミヒメを青島先生が保護した時に、「後の3人は一緒じゃないの?」と言ったこと。一緒に外に出たのはアンズとタカの2人。では後のひとりは誰なのか?その後そのことについて語られていないのですが、これも何かの伏線なのでしょうか?
全然分からないよ!なことまとめ- マルの渡された薬は何なのか?
- 戦士たちの任務は何なのか?
- 露敏の思惑とは?
- 「あめのぬぼこ」とは?
- 壁の外に出たあと1人は誰なのか?
- マルはトキオの子供なのか?クローンなのか?
さいごに
ミミヒメの私服可愛すぎませんか??ミミヒメとシロが仲良くなっていくのを見るのが楽しいです!
と同時に未来を知っているので悲しくもなります。ミミヒメの新しい名前は「星尾あかり」でもう確定じゃないですか…。シロはやっぱり宇佐美でしょうね。
せめてトキオとコナには幸せになっていて欲しいです!次回が楽しみ!
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