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BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)総評&真相ルート感想(ネタバレなし・あり)

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バスタフェこと「BUSTAFELLOWS」無印をやっとこさコンプしました!

実は正確に言うと全ルート2周したんですよ…。

1周目は発売当時にコンプしていました。そして2023年5月に「BUSTAFELLOWS2」が出たんです!1の内容をほとんど覚えてなかったので、2をやるなら1をおさらいしてからやろう!と思い立ち、再プレイするに至りました。

だけど、この記事で私の「BUSTAFELLOWS」無印の旅は終わりです!!

総評と真相ルートの感想をネタバレなしとありで書いていたいと思います。


BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) – Switch

BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)公式サイト

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BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)感想(ネタバレなし)

まずはネタバレなしの感想です。個人的な感想ですが、プレイするか迷っている方は参考にしていただければ嬉しいです。

※ネタバレあり感想はこちらへジャンプ

バスタフェのここが良かった!

  • キャラたちがちょっとだけ悪人でダークな乙女ゲーム
  • 活発で賢い主人公が可愛い(ボイスあり推奨)
  • 背景が動いたり各章にオープニングがあったり、演出が凝っている!
  • 真相ルートで明かされる謎が気になる!

いやー面白かった!ちょっとダークで悲しい展開もあったけど、それを上手く乙女ゲームに落とし込んでいるのが良かったです。

「あざやかな悪に染まれ」のキャッチコピーの通り、この作品は「正しい人間」というのが誰一人いません。攻略キャラたちも、裏では、ちょっと悪いことをして人を助けるダークヒーロー的なことをしていて、それが物語の核になっています。

そもそも舞台はアメリカのニューシーグで、おそらくニューヨークがモデル。都会で近代的でオシャレだけど、同時に移民や不法入国の方も多く、それに対する問題もたくさんなのです。そんな世界の中で、主人公や攻略キャラたちは、犯罪や理不尽なできことに立ち向かっていきます。

攻略キャラみんな問題や闇を抱えているんですよ。だけど、どうしようもないダメンズはいなかったですね。みんなしっかり自分を持っていて、居場所を確立しているキャラたちだったので、個人的には安心してプレイできました。(逆にダメンズ好きにはおすすめできない。笑)各ルートはもちろん、共通ルーㇳでも各キャラの個性が出ていて、みんな大好きになれました!辛い展開になっても、あまりモヤモヤしなかったんですよね。最終的には前向きになれますし。

そして、何より主人公テウタが良い!ボイスありとなしを選べるのですが、ぜひボイスありでのプレイをおすすめします。テウタは、フリーライターをしている21歳の女の子です。ちょっと気が強くて賢くて行動力があって、攻略キャラにも口では負けません。好みに依るとは思いますが、自我がしっかりしていて強い主人公が好きな方にはおすすめです。

主人公と攻略キャラたちは、シェアハウス状態になるので、みんなで、わちゃわちゃ仲良くしている模様も楽しいですよ。ダークとは言いましたが、コミカルでちょっと笑える部分もたくさんあるので、全体的に暗い感じはしません。

あとは、最近の乙女ゲームってこんなに動くの!?と衝撃でしたね。同じ文化放送エクステンドから前に発売された「Side Kicks!(サイドキックス)」の流れを組んでいて、演出がすごく凝っています。そういえば、「BUSTAFELLOWS」は「Side Kicks!」と同じ舞台なんだそうです(地域は違うけど同じアメリカ内)。

まず、各チャプターにオープニングのような演出があります。ドラマやアニメみたいに、話がはじまって少ししたころにタイトルアニメーションが挟まれるんですね。あと、スチルの背景が動いていたりとか、とにかく、これは小説じゃなくてゲームだぜ!静止画で終わらせない!という気概を感じる。すめらぎ琥珀さんのイラストも美麗だし、目でも楽しませてくれます。

他の仕掛けとしては、真相ルートですね。攻略キャラの各ルートをプレイしても、共通して解けない謎があって、それを最後の真相ルートで解決することができます。この仕掛けも「Side Kicks!」と同じ流れを感じます。

もちろん恋愛過程も丁寧でキュンとできます!ちょっとダークな乙女ゲームがお好きな方におすすめですし、そういうゲームをやったことない方でも、コミカルな部分がたくさんあるので、楽しめるのではないかなと思います。ぜひプレイしてみてくださいね!

ネタバレありの感想は、その後の項目で書いていきたいと思います。

攻略キャラ感想など(ネタバレなし)

ネタバレのない程度に各キャラの感想です。

先ほども書いたように、「コイツどうしようもねえな!」ってキャラはいませんでした。みんな基本ちゃんとしている。えらい。過去には色々あったけども!

そういえば年下キャラがいませんね。同い年っぽいポジションのキャラはいますが。

リンボ・フィッツジェラルド(CV.KENN)

リンボ

27歳。「悪徳弁護士」と呼ばれる有名な弁護士。

何というか、育ちの良さを感じます。実家は大きくてメイドさんがいて、大きい犬を飼っている…とか、絵に描いたようなアメリカのお金持ち(笑)。

リンボは大人で自信家で余裕があるけど、イベントごととか楽しい雰囲気にちゃんと乗っかって盛り上げてくれるのが良かったです。基本的に明るくて、みんなの輪の中心にいるのが似合う人。

シュウ・リン・オキーフ(CV.細谷佳正)

シュウ

28歳。バウンティハンター。裏では、殺し屋を殺す殺し屋という物騒な職業。ヘビースモーカー。

いつも気だるげで適当な感じなので、冷たくあしらわれるかなーと思ったら、意外とすんごい優しくてちゃんとした人でした。物騒なのは職業だけ(それが大問題だけどね)。

主人公と7歳差なので、年上の余裕を感じられてカッコよかったです。

モズ・シェパード(CV.福山潤)

モズ

25歳。法医学研究室の研究員兼、検死局の主任を務める検死官。

一見、不思議キャラなんですが、嘘がなくてすごく誠実な人だなあと思います。自分を飾ったり嘘をついたりしないから、変わっている人に見えるというか。

料理上手だし、みんなを淡々と叱ったりと、実はお母さん的な存在なんじゃないかと勝手に思っています。口数少なくてマイペースだけど、ビシッと言うときは言えるのが素敵。

ヘルベチカ(CV.吉野裕行)

ヘルベチカ

26歳。美容形成外科医。

ただのセクシーナルシストメガネかと思ったら、めちゃくちゃ大変な過去を持ってました。過去の記憶がなく、今の自分は、外見や能力を含めゼロから作り上げたもの。

ナルシストでモテ男ではあるけど、客観的に自分を分析しているところが食えない男って感じです。賢いし結局カッコいいんですよね。

スケアクロウ(CV.白井悠介)

スケアクロウ

22歳。自称「裏社会のボス」を名乗るインターネット上で有名なサイバーギーク。

クロちゃんことスケアクロウは、飛び級で13歳で大学に行けるくらい、すっごく有能でお金もちなんですよ。だけど実際はお調子者でイジられキャラで、天才ってことを忘れそうになるんです。そこがクロちゃんの良いところ。ピュアで素直で可愛いヤツです。

個人的キャラランキング

1位 モズ(不思議系おかん可愛い)

2位 シュウ(殺し屋ってそんな優しくて大丈夫?)

3位 スケアクロウ(主人公への好きがダダ漏れ可愛い)

4位 リンボ(お金持ちの実家見に行きたい)

5位 ヘルベチカ(よく脱ぐなあ)

ににゃ

バスタフェのキャラは、みんなちゃんとしてるので、みんな好き。

各キャラのネタバレあり感想はこちら↓↓

リンボ 攻略感想はこちら

シュウ 攻略感想はこちら

モズ 攻略感想はこちら

ヘルベチカ 攻略感想はこちら

スケアクロウ 攻略感想はこちら

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おすすめキャラ攻略順

公式によると、どのキャラからプレイしても良いそうです。

私も全キャラプレイしましたが、どのルートも真相ルートのネタバレはないように思います。

ちなみに私は

リンボ→シュウ→モズ→ヘルベチカ→スケアクロウ

の順でした!特に意味はありません!

※ここからはネタバレ感想なので未プレイの方はご注意くださいませ。↓

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BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)感想(ネタバレあり)

総評と真相ルートを交えて書いていきたいと思います。

ににゃ

ここからはネタバレありで語らせてください!

シンプルに全体的に面白かったですね!サスペンス的なシナリオが好きなので、個人的には、とてもハマりました。細部までこだわって作っているのが目に見えて伝わってくるんですよね。そして、その作り込みが、見事に「BUSTAFELLOWS」オリジナルの世界観を生み出しているのです!

同じサスペンス風味の乙女ゲームでいえば、少し前に「Collar×Malice(カラーマリス)」をコンプしました。どちらも正義や悪について考えさせられるようなテーマなのですが、全然違う作品に感じました。「Collar×Malice」は主人公たちが正義側、「BUSTAFELLOWS」は、正義であり悪であるような曖昧な立場。その違いも大きいですかね。

攻略キャラたちは、裏でダークヒーロー的な仕事をしていて、表で裁けないような悪人を懲らしめています。ただ、それは「世のため人のため自分のため」で、ちゃっかり自分たちの報酬ももらってるし、全部が善い行いというわけではないんですよね。清廉潔白な爽やかヒーローたちではないんです。でもそこがハマるポイントかなと思います。

現在の行いはともかくとして、みんな過去にも色々ありましたね!勘違いとか誤解じゃなくて、けっこうちゃんと過ちを犯しているんです。リンボは100%悪いわけじゃないにしろ、友達の人生狂わせちゃった感じだし、シュウは職業物騒すぎるし、ヘルベチカは不法入国民で昔は悪いことしてたし、クロちゃんは元クラッカーで悪いことしてたし、モズは…モズ!!

そう、一番解せないのはモズなんですよ。sideAは良かった。だけどsideBで、テウタのお兄ちゃんの死体を消したかもしれない、とか何言い出すんや!!多分違うのでそれは良かったんですけど、ちょっとそこだけ、流れが「?」となりました。モズはそういうことをしそうなイメージがなかったので、余計にキャラが破綻している気がしたんですね。

それ以外は、それぞれのキャラの特徴をしっかり表現されていて良かったのですが。例えば、リンボの個別ルートであったとしても、リンボ以外のキャラの特徴もしっかり感じられたんです。ああこのキャラだったらこうするよなあと、セリフや行動がしっくりくるのです。それってそんなにすごいことかな?って思うかもしれないのですが、他の乙女ゲームで改めてそう感じることなかったなあと思ったので。

具体的な例でいうとヘルベチカが分かりやすいですかね。ヘルベチカは、他の個別ルートで仲間に対して怒ったり熱くなったりという場面を見せることがあります。ヘルベチカは少しドライなイメージがあったので、意外だなと感じていたんですが、ヘルベチカルートをプレイすると納得。昔のギャングの仲間意識みたいなものが根底にあるのかなとか、今の自分を作っているこの生活が大事なんだなということが分かるので、仲間に対して熱くなっていたのにも納得するのです。ということで、キャラの個性や性格をしっかり捉えて表現しているなという印象でした。モズの最後以外はね!いや、私モズが一番好きなので余計根に持ってるんですよ…(笑)。

見る角度によって善悪が変わる世の中だから「何が正しいかは自分で決める」「分からなくても分かろうとする人でありたい」。そういうスタンスを貫こうとしているところが良かったです。だって考えたって答えなんて出ないんですもん!だったら、自分の意志を強く持って進む方向を決めるしかないじゃないですか。主人公や攻略キャラたちは、迷うことはあっても、しっかり自分の意志を持っていたので好感を持てました。

真相ルートについて

真相ルートについて、ちょっと語らせてほしいんですけど…

何であんな悲しい真相を用意したんですか!!!???

話的には面白かったです。ですけど…。

まずは【FULL CIRCLE】。「ルイ・ロペス」の正体が分かる真相ルートです。

何となく「弟」はアレックスかななんて思ってましたけど、やっぱりそうでしたね。そして、「兄」のテオはカルメンの婚約者で、アレックスがテオを殺そうとしたなんて。カルメンは婚約者のことを、「将来的には一緒の家でアレックスを養子にして暮らす」なんて楽しそうに話してたけど…ずっと意識不明だったんです。カルメン的には、ずっと傍にいて可愛がっていたアレックスに裏切られたと思っても当然でしょう。テオが亡くなり、カルメンはアレックスを殺してやりたいと言うほど憎んでしまいます。それでも、テオが最期に名前を呼んだのはアレックスで…。複雑な気持ちになるよ…!!

ヴォンダに裏切られ殺それそうになっていたアレックスですが、カルメンがフルサークルにライブ配信したことで助けられます。カルメン、フルサークルのオーナーだったんですね!!何かみんな色んなところで色んなことしてるなあ。カルメンはちょっと、おとぼけなところがあるので意外でした。

「自分の目でよく見て。そして発信して。誰かの言葉じゃなくて、あなたの言葉でね」

かっこいい。カルメンてめちゃくちゃ素敵な人ですよね。自然に周りに人が集まってくるような、すっごく愛情深い人なんだと思います。アレックスとの関係も…いつか元通りになるといいな。

アレックスにはルイ・ロペスの弟という正体があったけど、カルメンやみんなの前で演技してたわけじゃないと思うんです。今までの振る舞いだけを見ると、賢そうなお坊ちゃん感ありますけど、アレックスは不法入国民で苦しい世界で生きてきたんですよね。

「人を助けるために、人を傷つけるのは間違ってる?」「それは、あなた達の正義だ」

テウタに対して言った言葉に、なんだか実感させられました。

「忘れないで。秘密を守るのは、誰かのためなんだ」

そして、この言葉が、もうひとつの真相である【AULD LANG SYNE】に繋がるのです。

【AULD LANG SYNE】はスコットランド語で、日本語では「久しき昔」などと訳すそうです。テウタ、ルカ、アダムの幼い頃の日々をイメージさせるのかなと思います。

アダム視点で始まりますが、何だか視界が変。ボヤケてるというか…意識がもうろうとしてる?そんな演出です。そしてアダムはテウタのお兄さんであるゾラの幻覚を見るようになるのです。この時点で、あーこれはアダムがやっちゃってるのかなあと確信に変わるわけです。ゾラの殺害については謎が残っていて、各ルートでも全く解決する兆しもない。シンプルにアダムが殺害した…というのが一番しっくりくるなあと。誕生日の夜、テウタに「プロムの日は19時に迎えに行くから」と言うのが、6年前と現実が混ざってるんだなというのが分かって切ないです。

共通ルートで、ヘルベチカがアダムのことを「欠点がないところが欠点て感じ」みたいなことを言っていました。その言葉とても良く分かる気がするんです。アダムって完璧で隙がないですよね、だけど何か実は大きな爆弾を抱えていそうな。

結局真相は、6年前のプロムの日、ゾラがルカを襲おうとして、それを止めようとしたアダムがゾラを殺してしまったという…。アダムが言うには、ゾラはテウタのことも狙っていたかもしれないらしいです。そして、死体を隠す工作をするためにルイ・ロペスと繋がってしまった…。

テウタはアダムに「命の危険を感じたから、身を守るために攻撃したんでしょ」とか、正当防衛が成立するように促すのですが、アダムは嘘をついて全て否定します。自分が悪いようにみせたかったんでしょうね。結局、アダムは不起訴になり、休養のためロシアに帰国することになります。

続編でアダムが救われるルートがあるといいなあ…マジで。

そして意味ありげに登場してくるサウリ先生。サウリ先生は、アダムのこともアレックスのことも、最初から全て知っていたのです。

「壊れていることに意味がある。そしていつまで経っても壊れたものであり続ける美なのだ」

サウリ先生!?あなたそんな人でしたっけ???

サウリ先生はルイ・ロペスの関係者だけど、あくまで傍観者で、直接手をくだしてはいないようです。きっかけを与えるだけ。だけど、それってズルいと思うんです。頭悪い言い方かもしれないけど、最後のサウリ先生すっごくヤな感じでした!すっごくヤな感じ!

「ヘルベチカ、お前にこびりついて消えない過去も後悔も実に美しかったよ」

ヘルベチカルートの良いお父さんはどうしたんですか!?ヘルベチカのことも、そんな歪んだ思考で見ていたんだとしたら話変わってくるよ…。

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さいごに

真相ルートが悲しい話だったので、最後だけしんみりしてしましました。各ルートは、辛い展開はあるけどハッピーエンドで終わっていたので。

とにかく、とっても作り込まれている乙女ゲームで、プレイして飽きることがありませんでした。色々な方におすすめできる作品です。

結局ヴォンダ悪い人だったけど、前にヴァレリーといい感じの仲とか言ってませんでした?その辺大丈夫だったのかな姉さん。

フルコンプできて良かった!では、ここまで読んでくださりありがとうございました。

次は「BUSTAFELLOWS2」の感想が書けるといいな!

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