バスタフェこと「BUSTAFELLOWS」無印 ヘルベチカルートの感想です。
攻略4人目はヘルベチカです!
ヘルベチカはセクシー担当ですね。リンボは「弱さ」を見せてくれたけど、ヘルベチカの場合は「カッコ悪さ」なのかなあと思います。そしてすぐ脱ぐ。
BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) – Switch
ヘルベチカのキャラクター紹介
ヘルベチカ(CV.吉野裕行)
26歳。美容形成外科医。美形な見た目と振る舞いで女性に人気で、自分磨きにも余念がない。人は生まれ変わることができるという信念をもちながら、クリニックの仕事をしている。自身の過去の記憶がなく、ニューシーグアカデミアの客員教授であるサウリに、後見人として世話をしてもらっていた。
※ここからはヘルベチカルートのネタバレ感想なので未攻略の方はご注意くださいませ。↓
BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)ヘルベチカルートの攻略感想
ヘルベチカルートをひとことで表すならば。
余裕なモテ男の裏に隠された…いや意外と隠してないカッコ悪さにキュン!
ヘルベチカのここが良い!!
- セクシーメガネ!よく脱ぐよ!
- ナルシストだけど変にカッコつけないところが良い!
- 必死でカッコ悪い姿こそカッコいい!
ヘルベチカルートの総評
ヘルベチカはセクシーモテキャラ担当!他のルートより脱いでるように見えるのは気のせいですか?(TKB…)
見た目も美形で、女性に対する振る舞いも心得ていて、実際すごくモテる。だけど、そんな自分自身を客観的に分析できるところが、食えない男なんですよねー。テウタにも点数つけてくるし。
個人的には、最初からテウタを女性扱いしていないところが好きでした。どんな女性でも卒なく対応しそうなのに、テウタには貶したり厳しいことを言ったり。好みの女性じゃないからというよりも、対等に仲間として見てくれてるからかなと、そうだったらいいなと思いました。
ヘルベチカのルートはけっこう話が重いです。今のヘルベチカからは想像もつかない壮絶な過去を持っていました。それを思えば、ナルシストヘルベチカまで振り切ったのすごいなと思います。(笑)いや、今のヘルベチカが絶対いいよ。自分の好きな自分が一番。
あと、中盤までサウリ先生怪しんでてごめんね。(めちゃくちゃ良いお父さんでした)
「あっち側」の世界にいたヘルベチカは現実的な言葉を語る。
「あっち側の世界」「可哀想だと思われる環境」
ヘルベチカは、自分が過去にいた場所をそんな風に呼びます。
ヘルベチカって自分の過去を隠そうとしないんですよね。記憶がないとかもサラっと言ってたような気が。ナルシストの部類だと思うので、そういう自分のマイナス(に見られてしまう)な部分を隠していないのが意外でした。
だけど、ヘルベチカのことを知っていくと、そういう態度はしっくりきます。
「こっち側で生きたいと思うなら、自分の力で変わらなきゃ。僕はきっかけをあげるだけです。あとは、本人次第。」
ヘルベチカはクリニックに訪れる女性に優しいけれど、けして甘やかしたりはしない。アナベルを手助けしようとしたのも、アナベル自身が前を向いて努力をしていたから。そういう姿こそ美しくて価値があると思っているから、きっとヘルベチカ自身の過去も隠すことではないのでしょう。
「人っていうのは本質は変わりませんから。昔の僕もきっとスターだったと思うんで」
ヘルベチカのこういうところが好きです。
それに、すごく現実的な考え方をしていると思います。人は生まれながらに平等じゃない、というようなことを言いますしね。記憶がなくても厳しい世界を知っているからこそ、努力すれば必ず叶うとか、そういう夢物語は語らないように感じます。
それは嘘のない誠実さ?だったらモズも同じような感じだと思いますが、全然タイプが違いますよね。ヘルベチカの場合は経験論というか、実際にそれを実感する世界で生きてきたから出る言葉だと思います。モズは理論的な感じ。
ハロウィンの夜、ヘルベチカにキスを迫られる。
ハロウィンの買い出しのため、スーパーに来ているテウタ・モズ・クロちゃん。モズがハロウィン用の料理を作ってくれるそうです。
そこではしゃいで、カート漕いで転ぶクロちゃん小学生だし、モズも怒るかと思ったら、
「僕だったら、カートの前後左右の重量差を計算してもう少し早く焦げたのに。」って。
モズのそういうところ好き!
そして、その後の選択肢はあれ何なんだろう?笑
ヘルベチカに呼ばれて途中で抜けることになったテウタは、2人に任せるのが心配なので助っ人を手配することに。選択肢は「シュウ」か「リンボ」。ここで一体ヘルベチカルートの何が変わるというの…?好感度?他の人に浮気しちゃダメとか?とか考えていたんですが…
結局。リンボを選ぶと、ハロウィンの料理が平和な伝統料理に、シュウを選ぶと、人の指や目玉を模したグロテスク料理になるんです。選択肢そこかい!笑
そして、その後、テウタとヘルベチカは、プールサイドのベッドで二人きりになります。そこでなんと、テウタにキスしようとするヘルベチカ。さすが手が早い!
「でも僕、テウタのこと好きかも」
うーーーん。この時点でどの程度本心なんでしょうね?
この時は、酔っていたし、テウタをからかって冗談みたいな雰囲気で終わりますが。
ヘルベチカは、テウタに対して他の女性と態度が違うよなあと思います。モテるし女性に優しいヘルベチカですが、テウタのことは最初からあまり女性扱いしていません。「女性ということを忘れそうになる」なんて言われてましたし、低い点数もつけられます(ひどい)。
からかったり、軽い言い合いになったり…だけど、それが家族っぽくて、特別っぽくて良いなあと思いました。テウタには本音を話してくれているような気がしますし。
それに、たまに褒めてくれるんです。ヘルベチカのクリニックについての記事を正直に褒めてくれたり、「テウタ以外の何者でもない、そういう目。僕は好きですよ」なんて言ってくれたり。貶す時は貶すけど、好感も素直に伝えてくれる人なんだと思いました。
ヘルベチカの過去。「カッコ悪い」は「カッコいい」。
アナベルが亡くなり、マグダが現れて、ヘルベチカは自分の過去を気にするようになります。
ヘルベチカは数日行方不明になり、やっと見つかったと思ったら薬物の過剰摂取でかなりひどい状態。リンボたちは、吐いて汚れてしまったヘルベチカをバスルームに運びます。テウタは心配だから話がしたい、とバスルームに向いますが、リンボたちが止めます。今めちゃくちゃダサいから見られたくないだろ、と。まあ、それは分からないでもないですね。
しかし、そこで選択肢!「無理矢理中に入る」「リンボたちに任せておく」
無理矢理入ったら嫌われそうだ…と思ったあなた残念です!「無理矢理中に入る」を選ぶと、ヘルベチカのセクシースチルが見られますよ!まあ怪我もしてるし、痛々しくはあるんですけどね…。
ヘルベチカは、ひどい状態でも情けない姿を隠さずに見せてくれます。そして「助けてほしい」と素直に言います。そういうのって「カッコ悪い」状態なのかもしれませんが、心を許してくれてるみたいで嬉しいと思うんですよね。リンボたちが、みんなそろって心配してくれるのも良いです。本当に家族みたい。
他のルートでも思ったのですが、ヘルベチカは仲間意識が強いと思います。それは過去の生い立ちのせいもあるのかな。ギャングは一度繋がった仲間はどんな理由があっても脱することは許されない、ヘルベチカがそう言っていました。そんなの仲間意識じゃないよ!自分が置いていかれるのが嫌なだけじゃん!…と思います。ヘルベチカには、今のテウタやリンボたちがいて良かったですね。
ヘルベチカは思い出した過去のことを話してくれましたが、なかなかに重いです。コンテナに詰められて不法入国、ドラッグ、強盗…。そんな世界って知らないところで本当にあるんでしょうね。
「落ち込んでいるわけでも絶望しているわけでもない。自分の弱さが、悔しい」
「悔しいって思うのは、ヘルベチカがかっこいいからだよ」
悔しいのは、立ち上がりたいから、どん底からまた這い上がりたいっている感情があるから。だと私は思います。だから、テウタがそんなヘルベチカをかっこいいと言うのには賛成です。
それに「知ってます」と返すのが本当にヘルベチカの良いところ。
ヘルベチカのヘルベチカとして生きる意味。
その後、テウタたちはマグダを探すことにしますが、その矢先にテウタとモズがマグダに拉致られます。このゲーム、拉致られがち!
マグダはおかしくなっていて、ヘルベチカのことを仲間と言いながらも、勝手なこと言いたい放題。そんなマグダにテウタがキレます。
「ヘルベチカはクズなんかじゃない!!」
「私達の大事な家族なんだ!今のヘルベチカがどんな思いでいるのかも知らずに、愛してるなんて言うな!」
全くその通り。マグダの言う「仲間」ってネガティブな方向なのよ。さっきも書いたけど、自分がひとりになりたくないだけじゃん、と思います。それほどひどい状況で生きてきたってことなのかもしれませんが…。でも誰にだってそれぞれの気持ちや意志があるってもんです。もちろんヘルベチカにも!今のヘルベチカを何一つ知ろうとしないのに、何が仲間だ!ってことです。
その後、テウタの能力でヘルベチカ死亡を回避。だけど、ヘルベチカは自らの手で、マグダと同じように顔に火傷を負います。自分の顔に火をつける勇気ない…怖すぎる。
病院に運ばれた後、テウタたちは心配で落ち着かない様子。
テウタはハロウィンのキス未遂事件を思い出して「キスしておけばよかったって思うの…」と言います。何か「死んじゃやだ!」とかよりグッと切なく感じるんですよね。こういう時ほど、楽しかった時の思い出が頭をめぐるの分かる気がします。
結局、ヘルベチカは無事で、最後には顔も綺麗に元にもどります。良かった。
入院中、サウリ先生はヘルベチカに、「お前は何故生きている?」と問いかけます。ヘルベチカは「先生が助けてくれたから…」というような答えを繰り返します。だけどサウリ先生は「きっかけを与えただけ。いつでも自分の意志で死のうと思えば死ねたはずだ」と言います。
ヘルベチカはサウリ先生にとても恩義を感じて尊敬していました。それは分かります。だけど、ちょっと依存みたいな部分もあったのかなと思います。自分の意志をうやむやにしている感じです。だけど、ヘルベチカはここで初めて「生きたかったから」「僕の生きたいように生きていたいから」と意志を示すんです。いつもの大人っぽい余裕なヘルベチカではなくて、子供のように泣きながら。でもそれもきっとヘルベチカの一部なんでしょう。どんどんカッコ悪いヘルベチカが見えてくるなあ。けどそれが良いんですよね、このルートは。
最後は、治療が終わって家に戻ってきたヘルベチカとラブラブになって終わり。場所は安定のプール。(笑)
ちなみにBADだと、ヘルベチカは昔の顔に戻り、テウタたちのところには二度と帰ってくることはありません。それもひとつの選択ってやつですね。
ハッピーエンドのスチルのテウタの表情可愛くて好きなんですよね。抱きしめたまま何もしないヘルベチカに、テウタはキスをせまります。前にキスできなかった後悔が出てるのかな。そして、テウタに「ヘルベチカ」と呼ばれて嬉しそうにするヘルベチカも可愛いです。
さいごに
ヘルベチカルートは、ヘルベチカがちゃんとヘルベチカの意志でヘルベチカになるためのお話でした。自分でも何言ってるか分かりません!
セクシーメガネは担当外なんですが、ヘルベチカは好きだしルートのシナリオも良い話でした。最新の医療技術ってすごいなあ!
次はクロちゃんことスケアクロウルートを攻略しようと思います。では、ここまで読んでくださりありがとうございました!
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