『九龍ジェネリックロマンス』第20話の考察感想(ネタバレあり)です。
前話(19話)の考察感想はこちら
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↓ここからは盛大にネタバレ&個人的な考察ありです。ご注意ください。
※当記事では、
現在の主人公を「鯨井」、
工藤の元カノを「鯨井(前)」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』20話のあらすじ
20話は、前回(19話)の次の日の話です。
鯨井は、工藤のデスクにひまわりを1輪飾ります。金魚の水槽を家まで運んでくれたお礼です。
そして、小黒が鯨井の会社にお客さんとしてやってきます。
小黒は、荷物が多くて部屋が狭くなってきたので、新しい部屋を探しているよう。
鯨井と小黒は、一緒に新しい部屋の内見に行きます。
おや?小黒の様子が・・・?
『九龍ジェネリックロマンス』20話の考察感想(ネタバレ)
小黒の意味深なセリフの意味は?
小黒ってけっこう謎ですよね。
年齢とか、鯨井たちとどんな関係なのかとか。
今回は、鯨井と小黒が新しい部屋を探しに内見に行きます。
そこで分かった情報。
小黒は、フリーターらしいです。
色々なところでバイトしてましたもんね。一体何個かけもちしてるんだろう。
引越しの理由は、荷物が増えて今の部屋が手狭になったこと。
荷物とは服みたいです。小黒いつも可愛い服着てますよね。中華ロリータみたいな。
確かに、ロリータさんとかコスプレ好きな方とかって、服すごい場所とりそう・・・。
5件を内見後、いまいちピンとこない小黒。
そこで、鯨井は小黒に「九龍から出ることは考えてないの?」と提案します。
その後の小黒のセリフが意味深なんです。
小黒は九龍から出たくないヨ、
あの時だってそう思ってタ。
『九龍ジェネリックロマンス』20話より
小黒の表情は、影が落ちていて見えません。
「あの時?」と聞き返す鯨井に、「そんなこと言ったか?」と言う小黒。
とぼけているのか、無意識に出たセリフなのか。
何かの伏線には間違いないでしょう。
この作品の九龍という場所には、仕掛けがありそうです。
鯨井クローン説を語っていますが、もしそうだとしたら、それは鯨井だけなのか?
他の住民は、全く普通の人間なのでしょうか。
無意識に九龍に閉じ込められているような、そんな気がしてなりません。
鯨井(前)を知っていた金魚茶館の店員がいなくなっていますし。
何か秘密を知ってしまって、九龍から排除された・・・とか。
工藤にあげた「ひまわり」の花言葉は?
金魚鉢を運んでもらったお礼に、鯨井は自分の部屋にあったひまわりを1輪、工藤のデスクに飾ります。
その夜、楊明にひまわりの花言葉を教えてもらって鯨井は慌てます。
ひまわりの花言葉は、「あなただけを見つめてる」。
ひまわりをもらった工藤は、照れてるような、ちょっと嬉しような表情をしていました。
花言葉を知っていたのかな?
工藤は、今の鯨井を明らかに意識してきていますよね。
鯨井(前)のことが忘れられないながらも、全然違う鯨井に惹かれているようです。
出てきた花言葉を振り返ってみた。
今回ひまわりの花言葉が出てきたので、18話に出てきた花について調べてみました。
鯨井と鯨井(前)の部屋で違う花が飾られていました。
花言葉、物語と関係あるかな?
鯨井(前)の部屋
→カラーもしくは水芭蕉(みずばしょう)。
似ているのではっきりどちらか分かりませんが・・・多分「水芭蕉」。
水芭蕉の花言葉は、「美しい思い出」。
鯨井の部屋
→ハイビスカス
ハイビスカスの花言葉は「新しい恋」。
「美しい思い出」→鯨井(前)
「新しい恋」→鯨井
と考えると、花言葉も関係あるような気がします。
さいごに
余談ですが、楊明の明るさいいですよね。
鯨井は楊明と出会えたから、記憶がなくても前を向いていられるんですよね。きっと。
素敵なお友達です。
楊明も全身整形という特殊な過去があるし・・・その当たりも今後語られるのでしょうか。
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