『九龍ジェネリックロマンス』第53話の考察感想(ネタバレあり)です。
九龍ジェネリックロマンス 6 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
『九龍ジェネリックロマンス』53話は『ヤングジャンプ 2021 No.46(10月14日発売)』に掲載されました。
※当記事では、
主人公を「鯨井」、工藤の元カノを「鯨井(前)」
行方不明になった方を「グエン(偽)」、蛇沼の恋人の方を「グエン」
と表記しています。
『九龍ジェネリックロマンス』53話のあらすじ
西興楼の建物が崩壊後、工藤はガレキ処理の有志組合長に立候補し、率先して作業をしていました。
大きく穴の開いた天井からは光がさしています。
場面変わって、蛇沼みゆきは九龍を訪れていました。
九龍でリモートメンテナンスの会社を立ち上げていたというユウロンの偽物を探しに来たのです。
蛇沼はユウロンのリモートメンテナンス会社に電話をかけますが・・・?
その後、本物のユウロンと電話で話した蛇沼は体調が悪くなり、九龍の誰もいない通路で倒れます。
そんな蛇沼を助けてくれたのは、ショーダンスをやっているクラブの女性でした。
具合がよくなり帰ろうとした蛇沼でしたが、クラブが急に停電します。そこに訪ねてきたのはなんと鯨井で・・・?
今回は鯨井と蛇沼が再会!そしてユウロンの偽物とは!?
『九龍ジェネリックロマンス』53話の考察感想(ネタバレ)
ユウロンの偽物の姿とは!?
九龍でユウロンの偽物を探す蛇沼。
ユウロンは九龍にいた頃、リモートメンテナンスの会社を立ち上げていたらしいのです。蛇沼はその会社に向かうのでした。
電話をかけながら会社のドアを開けると・・・
誰もいないのでした。
誰もいないのに電話は繋がり、偽物のユウロンが話し出します。
新しいパターンですね。姿はないのに声だけが在る。
それにしても、あの関西弁やっぱりユウロンですよね。46話で九龍のエレベーターが故障した時、工藤が電話をかけていた会社です。
故障の対応をしないので工藤が怒っていましたが、それもそのはず。九龍にはユウロンは実体がなかったのです。
以前、蛇沼とユウロンは、「九龍が見える人の条件とは何か」と言う話をしていましたが、もしかしたら「偽物が存在する条件」というのもあるのかもしれません。
もしくは、本物が九龍を訪れると偽物が消えてしまいますが、それと関係があるのかも。でも声だけが残っているとのも変ですし、ユウロンは今の九龍に来ていないはずです(そもそも見えないらしい)。
倒れた蛇沼。そして鯨井との再会・・・。
九龍で具合が悪くなり倒れてしまった蛇沼は、ショーダンスのクラブ花園の女性に助けられます。
そこで蛇沼は、思涵(スーハン)という踊り子のことを聞きますが・・・。初めて出てきた名前ですよね。
蛇沼と関係のある、もしかしたら母親のことなのかな?と思いました。
診療所の汪先生が親代わりだと言っていましたし、子供の頃に母親と一緒じゃなかったのかもしれません。
そしてその後、クラブ花園を訪ねてきたのは・・・なんと鯨井でした。
きっと鯨井の会社で取り扱っている物件なのでしょう。
しかし、鯨井は蛇沼に対して無反応な感じがしましたがどうなんでしょう。
いつもの営業モードでないから気付いてないだけなのか、それともとりあえず仕事の対応を優先したのか。
停電で暗い中、光が差し込んだ先にいた鯨井。蛇沼の口元は笑い、何か企んでいるようです。
そういえば、蛇沼って元々鯨井のことを知っている風だったんですよね。それに、他の偽物たちと区別して見ているような感じがします。
蛇沼と鯨井の再会は、物語に何をもたらすのでしょう・・・。
さいごに
グエンと再会の次は、蛇沼と再会の鯨井。
そういえば鯨井にとって、蛇沼は最初の気持ち悪い印象しかないんですよね。笑
2人がどうなるのか、そして九龍の崩壊は進んでいくのか!?次回が楽しみです!
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